商品開発設計の基本手順は以下の通りです。
設計を進めるには、プロジェクト管理手法を導入が必要です。そして、社内
協力工場ネットワークを効率よくコントロールし、短期間に開発を完成させ
るために、経験豊かなプロジェクトリーダーの存在が欠かせません。
工場監査・工程監査のポイント、新製品立ち上げ手順など、品質管理のポイントを詳しく解説します
1.初回打ち合わせ
2.お見積提出・受注
3.仕様書作成
4.デザイン図作成&レビュー
5.製品設計(図面・3Dデータ作成・レビュー)
6.金型設計(図面・3Dデータ作成・レビュー)
7.回路設計(図面・データ作成・レビュー)
8.試作(モックアップ等・レビュー)
9.生産性・品質の検証
10.図面・データ修正
11.金型製作
12.製品試作・評価
13.信頼性評価
14.量産開始、納品
また設計業務を確実に進めるため、社内ルールの整備を行っていきます。
1.図面作成、管理規定
2.デザインレビュー規定
3.試作評価規定
4.購入部品採用規定
5.協力会社選定評価規定
6.その他
プロジェクトリーダーがすべきことは、一言で言うとプロジェクトの推進です。
つまり、制約を気にせずに、制約をポジティブに考え、それを乗り越えてプ
ロジェクトをどんどん進めていくことです。
次に、プロジェクトメンバーは何らかのスペシャリストであるべきですが、プロ
ジェクトリーダーはジェネラリストでなくてはならないということです。
プロジェクトリーダーに専門性が必要かどうか?それはあった方がいいのですが
それよりも広範囲の知識や経験を持ち、業務を推進していけるジェネラリストで
あらなければならないのです。
但し「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉があるとおり、専門性を極めた
人、逆にいえば、中途半端な専門性であればない方がよい。あれば、その分野は
口出しをしたくなるが、多芸に通じるわけではないからです。
そして、忘れてはならないことは、プロジェクトリーダーの仕事は、モノや技術
を扱うことではなく、人を扱うことなのです。
何事もネックになっている部分から一つ一つ確実に対策していかなければなりません。
また特効薬はどこを探してもありません!!