2019年03月10日

品質改善手法 日本と中国工場の違い

中国の工場で品質管理、変量、多品種少量生産、4M管理などを導入しようと
苦労されている日系企業の方も多いと思います。

日本の工場でうまくいった経験を、中国の工場で実践しようとしても、なかな
かうまくいきません。それは、中国の近代産業の歴史はまだ浅く、急激に経済
発展を遂げた経営環境の中で、成長してきた中国企業の考え方・行動規範が
日本の企業とは根本的に異なっているからなのです。




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日本と同じ物差しで工場をカイゼンしようとしてもうまくいきません。

【日本と中国の企業の違い】
では、日本と中国の企業の違いは何なのでしょうか?
それにはまず、中国企業はどのような成長過程をたどってきたのか、そして
中国企業のものづくりに対する取り組みは、どのように行われて来たのかを
明らかにしてみましょう。

 ①外資の進出で工業化が進んだ中国では、多様な取引関係が出来上がっており
  親企業と下請けという縦の結びつきは弱い。従って顧客であっても、対等な
  取引関係を求める。

 ②企業自体の寿命が短い。気軽に起業し、気軽に倒産させる。日本のように
  儲からなくても事業を地道に継続させていくことはしない。

 ③一般に拡大志向が強い。設備を増強し顧客を多く獲得して売上を伸ばす事に
  専念する経営スタイルを取っている。

 ④右肩上がりの経済の下、成長してきたため、計画性は乏しく、経営者の意向
  (思いつき)で経営方針が決まる。

 ⑤一般労働者は、出稼ぎ農民工で、仕事が繁忙な時に調達し、暇になると解雇
  する。生え抜き、会社に忠誠な社員はほとんどいない。

 ⑥管理層は専門職として外部から招いた人材である。生え抜きはいない。

 ⑦組織は経営者と管理層、一般従業員の3層構造で各層間のコミュニケーション
  は十分ではない。

 ⑧ルールより、上層部の一言が従業員の行動を左右する。

【中国工場管理の問題点】
これらの事実から、4Ⅿ管理、多品種少量生産などの高度な管理技術を必要と
する工場では、決定的に管理人材が不足しています。問題点を整理すると

 ①雇用の流動性が激しい中国では、長期的視点にたったプロ人材の育成は
  難しい。

 ②高いロイヤリティを背景にした問題解決(改善)をスタッフ、管理層に
  期待するのは難しい。

 ③組織の利益より個人の利益を重視する文化をもつため、同僚間での問題
  の指摘合いは、大儀があったとしても面子を壊す事にも繋がり、カイゼン
  活動は機能し難い。

このように、長期雇用を前提とした人材育成と管理・監督者、スタッフの自主
的カイゼンに期待する日本的工場運営は、中国では機能しないと考えて良いの
です。中国では、評価が伴う上司からのトップダウンでないと機能しないので
す。

【欧米企業の中国工場運営】
格差社会があたり前の欧州系企業の工場運営は、日系企業とはまったく違った
手法で行っています。ハードウエアは本国で確立した設備を持ち込み、ソフト
ウエアはマニュアルの運用を徹底させています。管理は、現地人材の扱いに
なれた現地管理者に任せ、問題解決は本国出身のエンジニアが行っています。

格差社会が進んだ社会では製造部門には、優秀な人材は集まりにくいのです。
優秀で、帰属意識が高い人材の経験に依存して小改善を繰り返してきた日本的
ものづくりを、日本国内と同様に中国の工場運営においても行おうとしている
日系企業には限界が見えているのです。


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