中国の工場で、品質管理、品質改善活動などの品質管理手法を導入するためには
多くの企業が抱えている構造的問題が障害となっています。
工場監査・工程監査のポイント、新製品立ち上げ手順など、品質管理のポイントを詳しく解説します
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長期雇用を前提とした人材育成と管理・監督者、スタッフの自主性に期待する
日本的工場運営は、今までの経験に照らしても、海外では実施が困難と言えます。
雇用の流動性が激しい海外では、長期的視点にたったプロ人材の育成は非常に
難しいと思われます。かつ、高いロイヤリティを背景にした問題解決(改善)を
期待するのも難しいのです。
組織の利益より個人の利益を重視する文化を持ち、同僚間での問題の指摘合いは
大儀があったとしても面子を壊す事にも繋がり、解決方向に機能し難い面があり
ます。これは評価が伴う上司からのトップダウンでないとまず動かないとみて
いいでしょう。
しかし、もともと安い価格で調達を目的とする日本メーカーにとって、現地メーカー
の選択対象は、できるだけ管理工数を省いた間接費用の安いメーカーであるため、
そこで、品質管理手法の導入を求めても、所詮ないものねだりとなってしまいます。
そこで、日本で確立した設備を持ち込み、マニュアルの運用遵守を徹底し、管理は
現地人材の扱いになれた、現地管理者に任せ、問題解決は日本のエンジニアが現地
に出向くという役割分担を行わざるを得ません。
中小企業には、優秀な人材は集まりにくいのは、日本でもそうであるように、中国
でも同じと考えられ、そうであれば、難しい事を要求せず、作業や製造条件を簡素
化したマニュアルとし、現地人材を活用する事を基本に考えます。
話を戻すと、品質管理手法の導入は中国の中小工場では、困難と言わざるを得ません。
かつて2000年代は、日本人が出向き指導する事例も見受けられましたが
現在では、環境が許さなくなっています。
このような状況を踏まえ、案件ごとに中国生産戦略を慎重に練ることが求められます。
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