2019年09月30日

信賞必罰制度を導入するには?

信賞必罰とは、手柄のあった者には必ず賞を与え、あやまちを犯した者は必ず罰
すること。情実にとらわれず賞罰を厳正に行うことをいいます。人を動かすために
は信賞必罰が必要です。




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信賞必罰とは、成果を出した人間を手厚く処遇し、そうでない人間に対しては少な
く処遇する(罪を犯した者は罰する)ことです。信賞必罰は、紀元前11世紀頃に太
公望によって説かれています。3000年以上前ですからすごいことです。

1.信賞必罰の歴史背景
 この考え方は、中国において、人を使うときに最も有効であることが立証されます。
特に、韓非子、李斯らの法家に多大なる影響を与え、三国時代の曹操、諸葛亮、唐の
李世民にも影響を与えています。戦国時代末期に、秦国が六国に対して圧倒的に優位
に立っていたのは、信賞必罰主義が確立した強力な軍隊を有していたことが大きな要
因と言われています。

この『信賞必罰』は、中国における人を治める最もベースとなる考えになっている
と思われます。
ちなみに、日本でも、織田信長は、信賞必罰を徹底させていました。その結果、羽
柴秀吉や明智光秀が登場することになっていきます。

2.信賞必罰の必要性
 本題に戻りますが、この『信賞必罰』は、もともと中国大陸の考え方ですので、
日本国内ではあまり徹底させていません。どちらかというと責任をあいまいにし、
成果を出しても、出さなくてもそれほど給料や待遇に差をつけることはありませ
ん。逆に、中国で『信賞必罰』ができていない企業は、かなりめちゃくちゃになっ
ています。中国人や中国企業を相手にするには、中国の歴史から学ぶべきだと思
います。

一般の会社は、「信賞必罰」と口ではいいつつも、何を賞するか、何を罰するかは
明文化していません。極端に言うとすべて社長の胸先三寸です。そして、賞のない
会社は暗いです。仕事に対するモチベーションがなくなるからです。罰のない会社
はもっと暗いです。不公平感がはびこるからです。

3.信賞必罰の仕組みを作る
 信賞必罰でメリハリをつけるために、信賞必罰制度を運用する仕組みを考えてみ
ます。それには、
 Plan:
  ①表彰する項目、罰則にする項目のリストアップ
  ②表彰制度や罰則制度など運用の仕組みの決定
 Do:
  ①週に一度、月に一度、年に一度など表彰する周期を決める
  ②評価基準を決め、上記の計画に従って表彰する(全社朝礼等で)
  ③罰則制度については、やはり評価基準により罰則(罰金)を課す
  ④表彰や罰則の記録を残す
 Check:
  ①表彰や、罰則制度の運用結果の記録を見て、問題点がないか
   問題点があれば、何が問題だったのか?原因追及と対策案の
   立案を行う。
 Action:
  ①問題点や課題に対する対策を講ずる
  ②仕組みに反映させる
以上のステップを規定化し、半年、または1年の周期で規定の見直しを実施します。

posted by k_hamada at 03:38| ★品質管理の基本と日常業務 | 更新情報をチェックする
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