4M管理とは?4M要素だけで問題解決可能か?(4M、5M、6Mとは)!製造業の品質管理 改善の進め方事例

4Mとは、人(Man)機械(Machine)方法(Method)材料(Material)
のこと、5Mとは、4Mに測定・検査(Measurement)を加えたもので
工場を管理する上で欠かせない要素である。
特に多品種少量受注生産工場では、4Mの変化をとらえて品質管理を進めて
いかなければならない。

ただ、本当に4M要素だけで工場の問題は解決するだろうか?



■ 工場の4M管理はこれがすべて!

4Mとは、もともと工場の「機械加工を想定した生産の4要素」として
 人 (Man)
 機械 (Machine)
 材料 (Material)
 方法 (Method)
をあげている。

①工程設計における4M管理の意味
 工程設計では、4Mのそれぞれの管理項目を決め、品質の安定した製品を
生産できるようにQC工程図、作業指示書、検査指示書などを準備する。

②生産ラインの4M管理の意味
 ①で決められた4M管理項目を守り生産を続けている間に、様々な変動が
生じて、決められた4Mの条件にばらつきや変化が生じて来る。
このばらつきや変化をトラブル発生前に前兆をとらえて管理しなければ
ならない。(4M変動管理、4M変化点管理、異常の検出と対策)

③トラブル発生時の4M管理の意味
 製品の不良や、機械のトラブルが発生したのは、①、②で決められた
4M管理がうまくいかなかったときである。
なぜ不良やトラブルが発生したのか?なぜ管理がうまくいかなかったのか?
①工程設計、②4M変動管理のどこに問題があったのかを調査し管理の不備
や漏れを直していく必要がある。(再発防止)
その時に、4Mを魚の骨として要因を列挙する特性要因図が使われることが
ある。


4Mに一つMを加えて5Mによる分類が行われる場合がある。
 材料・部品(Material)
 設備・機械(Machine)
 作業者(Men)
 作業方法(Method)
 検査・測定(Measurement)

また、更にここに
 環境(Environment)
を加えて、5M+1Eとする分類が行われる場合がある。
なぜなら環境によっては、製造工程が安定しない場合があるからで、温度
湿度、振動、音、光、時間、季節などがある。
上記の分類は、現場のリーダーが工程で品質を作り込むという場合に、物事を
多方面から漏れなく課題を上げて考えるための切り口を与えてくれる素晴らしい
ツールであったことは間違いない。

■ 4M管理に関連する無料情報提供サービス
 ・4M変更管理フォーマット集(客先提出用含む)
 ・4M変更管理マニュル
 ・QC工程図

■ 4M管理に役立つ解説書 


しかし近年、中小製造業に於いては、受注生産における品質・価格・納期の
いわゆるQCDの目標をどのように達成しなければならないか?難しい課題
となっている。

そこで、6Mの概念が必要になって来る。
6番目として、工場全体をコントロールするための「マネジメント
(Management)」を重要な要素として認識すべきである。

本来、4M管理、5M管理と言われるように、4Mの要素、5Mの要素をうまく
コントロールし、生産性を高める、あるいは品質を良くするためのマネジメント
は当然必要なことである。

6M.jpg

しかし、6Mの「マネジメント」の意味は、もっと大きく捉える必要がある。
工場として
 ・工場のスループット(付加価値生産性)を高めるには?
 ・製品の不良、工程のトラブルを未然に防止するにはどうするか?
 ・リーダーとなる有能な人材をいかに育てるか?
 ・他社に負けない差別化技術をいかに磨くか?
などが、大きな課題であると捉えられる。

また、中長期的に考えなければならない事は
 ・業界一の固有技術力を高めるには?
 ・顧客にどの様な製品やサービスを提供して他社と差別化すべきか?
 ・後継者をいかに育てるか?

など、工場を将来どの方向に導いていくかの マネジメントを意味する。

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