製造現場の日常管理と改善活動のしくみ

なかなか思うように生産性が上がらない、品質が良くならないなど、工場運営
の悩みは尽きません。
今回は工場長のための、ものづくり現場の日常管理と改善活動のしくみについて
考えてみます。
「重要要因・重要特性管理」
「先手管理」
「異常の見える化」
「多能工化教育訓練」
「4M変更管理」
「改善活動のしくみ」
などが重要なキーワードです。




 ★生産性改善、日常業務改善手順を事例で習得するセミナー
 ★製造業の品質改善事例解説書シリーズ
 ★無料サービス

現場の日常管理.jpg

1.日常の運用管理
そもそも、品質管理活動とは、自分たちで決めた、仕組み、ルールに基づいて
業務を行い、もしそれが不備であれば、見直し修正し、より良い仕組みに改善
していく活動のことであり、日常管理の中でそれを実行していくことが求めら
れます。

(1)品質管理の仕組み
ものづくりは、受注-購買-製造-検査-出荷という日常サイクルが繰り返され
ています。
ものづくり現場では、決められたことを着実に実行する「ルール順守」と問題
や異常が起こったら早期に発見し、対策処置を取らなければなりません。
(異常管理のルール)
そして、その基本となる活動は、業務の見える化「目で見る管理」です。
これを着実に進めて行く活動を継続させていけるのか?管理層は現場の現状を
良く観察し、アイデアを出し、工夫を重ねて行かなければなりません。

(2)日常指標管理と改善活動
日常管理では、業務そのものの結果(QCD)と、業務方針の改善目標が達成
されたかどうかを日常的に確認していくことが求められているのであって、
決して改善活動だけが独立して行われるものではないことを理解する必要が
あります。

現状では、業務からQCサークル活動が乖離している状況が見られ、改善効果が
見られないムダな活動となっています。

(3)異常管理
異常管理とは、異常(不具合の前兆)を捉えて、迅速にそれを処理することで
あり日常管理の中で、異常とは何か、異常が発見されたらどうするのか?を決め
ておく必要があります。「異常」が、より作業者にとって分かり易い具体的な
例示ができるかどうかがポイントとなります。

(4)ルール遵守の仕組み
クレーム、不良の最大原因は基本ルール不順守にあると言っても過言ではあり
ません。それは、基本ルールの教育不足と、自ら定めたルールを守らず、個人の
判断や解釈、勘違い、連絡不徹底などで、基本ルールが徹底されていないのです。

日本の企業では、文書化されたルールよりも、組織風土、暗黙知などに影響を
受けやすい傾向があり、仮に悪い組織風土におかされている場合は、修正するには
なかなか容易ではありません。
日々管理の中に、①自ら守っていることを確認、②標準外れがすぐわかる、③遵守
状況の第3者確認を行うことが重要です。

2.重点管理・先手管理
重点管理とは、目標達成のために、重要顧客や重要製品に関連する業務について
より緻密に、注意力を注いで管理することをいい、重点指向の管理をいいます。
以下の例で示すように重点機種、重点工程を定め、管理の方法を明確に規定し
ます。

(1)変化点管理
5Mの条件がいつもと異なる場合には問題が発生しやすいため、未然に防止
する対策を取ります。

(2)ヒューマンエラー対策
人的ミスを防ぐため、人が介在する工程において、あらかじめヒューマンエラー
対策を講じておかなければなりません。
工程FMEAやQAネットワークを使って工程設計段階で対策を講じます。

(3)初期管理
試作評価、または製造の初期段階において、不具合予測と予防対策を講じます。
但し、量産に入ってから初めて発見される不具合も多いため、特別な態勢で問題
の発見と対策を速やかに行う必要があります。

(4)重要特性/重要要因管理
重要特性とは、流出すれば重要品質問題につながる特性のことで、以下の項目
について管理を行います。
 ①自工程検査に加え、第3者検査を実施する
 ②場合によっては、検査設備を導入して全数検査、全数測定を実施する
 ③人的作業をできる限り排除、またはポカミス対策を徹底する

重要要因とは、重要特性を得るために、5Mによる作り込み、あるいは管理方法
を規定している要因のことで、以下の内容を管理します。
 ①狙いの中央値とその管理幅(日々管理グラフ)
 ②自工程検査に加え、第3者検査を実施する
 ③ポカヨケ、ハード対策の徹底
 ④作業者の資格認定制度
 ⑤管理監督者の関わり明記

(5)先手管理
多くの問題は、問題が発生してから解かるのではなく、結果を見ずしてあら
かじめわかるものが多いのです。管理活動の本質は先手管理のことです。
問題が発生してから、それをカイゼンしたからと言って、それは本来の改善活動
とは言えない活動なのです。
(手を抜いていたことが、当たり前の状態に戻っただけ)

この事を良く考える必要があります。



2021年 DVD版:ナレーション付きテキスト品質改善講座
 各6000円   お申し込みは <こちらから
 ★会員割引特典があります。通常価格より → 30% Off 
  会員登録は<こちらから> 
スライド1.JPG
No.01 DVD:6,000円
時代に適した新たな品質管理の取り組みに重点を置き、潜在不良の未然流出防止対策の考え方と実施手順について解説します。
品質管理の基本とルールを守るしくみ、工程設計段階における予防処置、4M管理手法、検査方式設計手法など。
   詳しい内容はこちら 
スライド2.JPG
No.02a DVD:基礎編 6,000円
No.02b DVD:応用編 6,000円
ヒューマンエラー対策のポイントは、ミスの起きやすい作業を科学的に分析すること、ミスを予防するためのしくみをしっかり構築することです。多品種少量生産工場においてヒューマンエラー対策は最も重要な品質向上策です。
   詳しい内容は<こちら
スライド3.JPG
No.03 DVD:6,000円
多品種少量生産工場における現場の日常管理の主体は4M変化点管理です。本マニュアルでは、4M変化点の発生するケースを3つに分類し、それぞれの管理方法、手順を詳しく解説します。
   詳しい内容はこちら
スライド4.JPG
No.04a DVD:基礎編 6,000円
No.04b DVD:応用編 6,000円
モノと情報の流れ図を作成し、流れを阻害する個所を特定し、しくみの悪さを是正する活動で、部分最適に陥ることなく、全体最適化を図り、工場の品質向上、生産性向上を図る。 
   詳しい内容はこちら
スライド1.JPG
No.11a DVD:基礎編 6,000円
No.11b DVD:実務編 6,000円
FMEA簡易評価法(DRBFM)を基礎から学ぶための入門テキスト 基本的な考え方補助ツール、実施手順(事例)をわかりやすく解説します。
   詳しい内容は<こちら
スライド2.JPG
No.12 DVD:6,000円
工程FMEAを実施するにあたっては、製造工程の信頼性設計の考え方、リスクの想定と予防策を講ずることが前提となります。また上流工程からの情報の欠落、劣化を防止するためのレビュー実施が欠かせません。
   詳しい内容はこちら
スライド1.JPG
No.21a DVD:基礎編 6,000円
No.21b DVD:応用編 6,000円
スマートファクトリー化を見据えた中小製造業のロボット導入、IOT導入を伴う現場改革手順、導入の課題を明らかにします。
  詳しい内容はこちら
スライド2.JPG
No.22a DVD:基礎編 6,000円
No.22b DVD:応用編 6,000円
ボトルネック・制約条件(TOC)理論に注目して、攻めどころを設定し、リードタイム短縮、付加価値生産性(スループット)工場を図る改善手順について事例を交え、解説します。
   詳しい内容はこちら
お申し込みはこちらから
 品質管理・品質改善事例研究
      <PDF電子データー配信>

 ★会員割引特典があります。通常価格より → 30% Off 
  会員登録は<こちらから 

★ご注文は <こちらから
  お支払いは、銀行口座振り込み、クレジットカード払い、Paypalから選択
  (海外からもで購入可能)

スライド1.JPG
多品種少量生産、人手不足など厳しい市場の品質要求に応える新しい品質管理手法を提案!統計を使ったもぐらたたき方式から気づき、予測に基づくトラブル未然防止に重点を切り替えます。
 ★PDF電子マニュアル:1500円
スライド1.JPG
多品種少量生産時代の現場の4M管理のルール重点管理・先手管理/重要要因・重要特性の統計的管理手法などを体系的に網羅しています。
 ★PDF電子マニュアル:3,000円
スライド2.JPG
まず、現場におけるモノと情報の流れ図を作成し、全体を俯瞰します。流れを妨げる問題をクローズアップし原因を究明します。原因は、管理の仕組み上の不備・欠陥に起因します。決して現場の整理整頓など目に見える事象に囚われてはいけません。
 ★PDF版電子マニュアル:1,500円
スライド1.JPG
企業の問題で一番対策が難しいのはヒューマンエラーです。その再発防止手順を主体に具体的に分かり易く解説。ポイントはヒューマンエラーの品質管理要因分類!IT・AI最新技術を活用した検査装置、作業ミス防止装置など!
 ★PDF版電子マニュアル:1,500円
スライド1.JPG
工場監査(工場選定)、ISO9000に沿ったシステム監査、工程監査(SMT基板工場)の3種類セットになっています。協力工場調査130項目、工場システム監査19項目、工程監査280項目、海外工場にも使えます。
 ★EXCEL形式データ:3,000円
スライド1.JPG
製造工程設計におけるFMEAの考え方・実施手順、リスク予防の観点で製造工程の予防対策を実施方法をわかりやすく解説します 
 ★PDF版電子マニュアル:1,500円
スライド2.JPG
小規模設計チーム、部品設計、ユニット設計など小規模な製品でも使えるFMEA簡易評価法を紹介します。FMEAの基礎知識、設計工程に組み込むにはどうするか?ノウハウを明らかにする実務解説書。
 ★PDF版電子マニュアル:1,500円
全シリーズ(23種類)の一覧表は<こちら