FMEA(DRBFM)実施方法:当研究所の考え方、取組み方法について

小規模な設計部門でも導入可能で、効果の上がるFMEA手法について解説します。
膨大な資料作成を強いられるFMEAは、中小企業にとって困難な作業となり現実
ではありません。また
単に、FMEAを導入すれば品質が良くなるという間違った考え方は捨てる必要が
あります。


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◆ FMEA簡易評価法とは?
FMEAは、実機による評価テスト主体に信頼性を確保する設計手法はできる
だけ行わず、図面作成前、あるいは図面作成中に、「市場に対する潜在不良
流出防止とリスクの低減」を考慮し設計するためのツールです。
しかし、そのことは十分に理解されておらず、多くの企業で間違った解釈の
もとに実施されています。

FMEA簡易評価法は、中小製造業にとって負担にならず、しかも効果の上が
FMEA手法です。また製品だけでなく、工程設計(工程FMEA)に対して
同様に適用が可能です。

◆FMEA簡易評価法の特徴
FMEA簡易評価法は簡単な部品や、部品点数の少ないユニットを設計製造
する企業で簡単に導入が可能です。
 特徴① 評価が困難な、10段階のRPN相対評価法は使わない。
 特徴② 信頼性設計(リスク回避)が十分かどうかを簡易法でで評価
 特徴③ 設計者自身が行うセルフFMEA(ボトムアップ設計)と、FMEA
     レビューの2段階実施で手戻りを防ぐ

◆ FMEAの目的と用途
そもそもFMEAを行う目的は、潜在した問題が市場で発生しないように、
信頼性を考慮した設計がされているかどうか?を検証するために使用
します。
従って、事前に潜在した問題、およびその市場におけるリスクを抑え
込むため製品設計、および工程設計を行わなければならないのです。
 例1:食品製造工程で、異物が混入を防ぐ、または混入しても検査で
    検出できる 
 例2:製品設計工程で、使用中の繰り返し応力でも、疲労破壊しない
    よう部品の強度、形状とする安全性設計がされてる

FMEAは、上記の対策が十分かどうかを検証するツールです。

FMEA・FTAの基礎0516.jpg

◆ セルフFMEA(設計段階)とFMEAレビュー(検証)
当研究所では、設計段階でセルフFMEAの実施により、信頼性・安全性
設計と確認を実施し、その結果を持ってFMEAレビューの実施を行う
手順を提唱しています。

この方法によって、僅かの項目を対象としたレビューを実施するだけで済
ため手戻りも少なく、設計期間も大幅短縮が可能となります。
作業の負担も軽減されるため、中小企業のFMEA導入も容易となります。

スライド63.JPG

◆ ボトムアップ解析と故障モード
FMEAは環境条件、使用条件により発生する部品レベルの「故障モード」
を出発点に、製品(システム)の故障や事故を洗い出すことを目的と
します。

様々な市場環境や使用条件のもとで発生し得る故障、事故を見逃すことが
無いように行うのが、FMEAのボトムアップ解析実施の本来の目的です。

◆ 部品・アッセンブリーのFMEA、組込みソフトのFMEA
自動車のように数万点の部品から構成される製品と、数点の部品から成る
アッセンブリーとでは、FMEAの実施方法は同じではありません。
また、ソフトウエア組込みユニットのFMEAの実施方法も新しく確立する
必要があります。

ソフトウエアの故障モード、市場でのリスクの評価基準をそれぞれ独自に
設定する必要があるのです。

現在扱われている製品はデジタル化が進み、このような問題点をすべて
解決できなければFMEAを実施する意味はありません。
このサイトでは、FMEAを導入しようと計画している、また、現在FMEAを
導入しているが、疑問を感じている実務者を対象に、FMEAの考え方、実施
手順について、わかりやすい様々な情報提供を行っています。


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