多品種少量生産工場 生産性向上の攻めどころ:製造業改善事例集:製造業管理者・リーダー研修用テキストNo.21 PDF版

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多品種少量生産、個別受注生産工場の利益は、付加価値生産性の向上に
よって得られます。
多品種少量生産工場 生産性向上の攻めどころ

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 ★工場の現場ですぐ使える品質改善マニュアルシリーズ
Ⅰ.ボトルネック(制約条件)理論の概要
 1.TOCの基本的な考え方 
 2.在庫がたまり納期が遅れる2つの理由
 3.三つの「サバ」の弊害
 4.DBR(ドラムバッファーロープ)の概念
 5.スループット会計
 6.スループットに「時間」の概念を導入する
 7.TOCの改善ステップ
 8.TOCの目標は利益3倍!

Ⅱ.受注生産工場の生産方式
 1.納期と在庫のトレードオフを解決する
 2. MTO生産方式
 3. 一個づくり(個別受注型)生産管理方式
 4. ATO生産方式
 5. 前倒し生産

Ⅲ.生産管理システムの考え方
 1.生産管理システムの考え方
 2.MRP方式
 3.カンバン方式
 4.追番管理方式 
 5.製番管理方式
 6.生産管理システム導入手順

Ⅳ.部品加工生産管理の改善手順
 1.モノの流れと情報の流れをつかむ
 2.モノの滞留をなくしリードタイム短縮につなげる
 3.ライン化の検討
 4.ネック工程把握と基準日程の決定 
 5.基準日程による管理
 6.基準製造ロットの設定

Ⅴ.現場改善による生産性向上の攻めどころ
 1.作業時間分析
 2.生産性を決定する3つの要因
 3.付加価値を生まない時間こそが排除すべき
 4.現場では4つの品物が作られる
 5.標準時間を設定する
 6.1品1様生産で、連続生産並みのリードタイムを実現させるには?
 7.「反復性」の高い作業に注目し、そこを標準化する
 8.稼働率アップは、手待時間および間接作業時間の最小化を目指す
 9.稼働率と可動率の違いは?
 10.余剰の人(経営資源)を生むことが現場改善活動の目的

Ⅵ.現場改善活動
 1.JIT改革
 2. QCサークル活動

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製造業の未来に向けたメッセージ

★製造業改革 三つの柱
一つ目:人材育成
二つ目:技術力(品質)向上
三つ目:下請け体質からの脱却(顧客開拓のしくみ)


日本のものづくりは、人に受け継がれてきた熟練技能と、全員一丸となって困難に立ち向う、力の結集力より優れた製品が生み出され世界的に高い評価を受けてきました。

 しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。市場の厳しい品質要求に応えていくこと、また多様なニーズをとらえて機敏に対応していくことが求められますが、売り上げの伸び悩み、人材難熟練技能者のリタイヤなど、経営資源の不足する中小企業では今までのやり方では対応が困難となっています。

 中小企業にとって今求められるのは、このような時代の要求に応えられる若手人材を育成することです。必要なのは、自ら課題を設定してそれを解決していける「自立型人材」です。また、デジタル革命が進む中、IOT・AIなどの知見を持つ技術人材の育成も急務です。

 IOTの時代が到来し、ルーチン業務は機械への置き換えが加速するといわれています。機械により生産性向上を図ってその分人は付加価値業務へシフトし、新たな製品や新市場の開拓を行い、利益を確保していかなければなりません。デジタル化社会の今こそ、中小企業は、顧客視点のきめ細かいアナログ対応力が求められています。

 経営層は、これらの時代の変化を捉えて、従来からの下請け体質を打破し、果敢に事業変革にチャレンジしていかなければ明るい未来は開けません。

・自立型人材の育成
・差別化固有技術の深耕
・顧客対応組織の新設

など、中小企業の持つソフトな経営資源(人、技術、組織)と、アナログ対応力(顧客の期待に沿う)に磨きを掛け、これらを武器に新たな事業の可能性を追求し、利益を得ていくことこそ日本の中小製造業に課せられた使命と考えます。

   高崎ものづくり技術研究所
   代表 濱田金男