QCサークル活動とは?製造業の品質管理 改善の進め方事例

QCサークル活動は、職場内の小グループで品質管理活動を自発的に行う活動
である。
全社的品質管理活動(TQM)の一環として自己啓発、相互啓発を行い、QC手法
を活用して職場の改善を継続的に全員参加で行うものである。
(TQC用語辞典に基づく解説)


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実際の活動は一般的に様々な問題を抱えている
 ・年に1,2回の発表会が開催され、発表のために行う活動として定着
 ・発表会では、より効果が高いテーマが表彰されるので、挑戦的なテーマを
  選ぶが、途中で挫折するケースが多い
 ・自主活動だから管理職はほとんど干渉しない
 ・発表のための活動となっており、日常業務と別に、QCストーリーに合わせ
  た別建ての活動となっている
 ・従って、本来の業務である職場の改善がおろそかになっている 

疑問を持ちながらもこのようなQCサークル活動を継続させている企業も多い。
しかし、本当にこのような活動は継続させるべきなのだろうか?

そこでQCサークル活動の本来の目的はなにか?
また、正しいQCサークル活動のあり方はどうあるべきか?
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図で示した通り、日常管理の中で、異常を発見したら、その都度その要因を
突き止め、対策することで不良は発生しなくなる。
異常を早期に発見し、対策に結び付けていくには、日常業務の中に、改善活動
が定着していなければ実現できない。

この活動こそが、身近な問題に取り組む、小集団活動であり、QCサークル
活動の正しい姿ではないだろうか?

多品種少量、受注生産で忙しい状態が常態化している工場では、生産性は
向上しておらず、一人当たり売上高は伸び悩んでいる。
そんな中で、業務とは別にテーマを設定して、QCストーリー作りに専念する
小集団活動にどんな効果が期待できるだろうか?

QCサークル活動が活発になった1980年代の頃は、だれもQCストーリーやQC
七つ道具のことは知らなかった。各企業では、統計的品質管理、TQCなども
含め、積極的に「品質管理手法」の導入を進めた結果、QCストーリーによる
QCサークル活動が一斉に広まった。
導入当初は、品質管理手法を学ぶという点で一定の効果が上がり、世界から
「日本品質」と言われるようになった。

しかし、時代は変わり、企業は生き残りのために、生産性向上、価格低減
など厳しく求められるようになった。そこで、小集団活動に求められる内容
も、より現実的な活動に変えて行く必要がある。

先人の知恵は素晴らしいが、果たして時代が変化し、顧客要求も厳しさが
増している中で、それが本当に今でも通用する正しい方法なのだろうか?
品質管理を正しく行くためには、用語や手法・技法の本質を正しく理解
した上で、使わなければならない。

品質管理手法の間違った運用は、効果が得られないどころか、形骸化し、
実際の業務に於いても虚偽の報告やデーターのねつ造問題に発展し、企業
の信頼を失墜しかねない。

目的と効果を正しく理解し、何事にも限界があることも見極めながら行動
する姿勢が重要なのである。

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