2017年12月20日

海外調達における品質管理3つのポイント

海外から安く良いものを調達したいと考えている製造業の調達担当者は
多いと思います。
一方で、海外で調達し、原価コストを下げると品質が悪く、何度も作り直す
など、結局高くつくのでは?とリスクが伴う心配があることも事実です。

 ★環境変化に適応した品質管理体制とは?
   品質不良ゼロ対策 7つのステップ「目次」

  ★工場長・品質管理部長の品質改善セミナー
    東京・群馬開催スケジュール

  ★無料サービス
   ・協力工場委託生産マニュアル


トータル費用を考えるのであれば、日本の協力工場から調達すべきではないか
と思っても、経営者としては、海外調達を進めたいと思う気持ちもあることも
事実です。

一般論では、結論として海外調達はリスクが大きく、メリットが無いことに
なってしまいますが経営者の要望に応えるため、バイヤーは知恵を働かすこと
が必要になってきます。

確かに一般的に、品質や工場の管理力には日本と新興国では差があることは
事実で、しかも安い労働力に頼った工場の製品は、継続的に安定した品質を
確保することは望めません。
つまり生産工程で不良を作らない仕組みを確立させるか、日本人スタッフを
現地に派遣して出荷前検査で不良を出荷しないようにするか、どちらを取るか
の選択になりますが、当然、生産工程で未然防止の仕組みを確立している工場
を選ぶことになりますが、そうすると必然的に高賃金のスタッフで管理されて
いる工場を選ぶことになります。

しかし、逆に賃金水準の高さが技術,品質の優位へ,さらにコスト競争力の優位
へと繋がる面もあると考えられます。
そこで、改めて海外に調達先を求める理由を考えてみます。
 ①ただ低コストだけを求めて海外から調達する
 ②望む価格、望む品質のものをグローバルで調達する

ほとんどの場合、②の理由から海外調達を行うのですが、調達担当者にとって
調達先の選定は、そのように面倒くさくて効率の悪い仕事が待っています。

そこで、海外調達における品質管理3つのポイントを整理してみます。
■ポイント1:委託先選定
優れた調達先は、探す努力をしないと見つかりません。小規模で知名度は無い
がしっかりした優れたサプライヤーを探し出すのは調達担当者の仕事です。

その中で、一番のポイントとなるのは、経営者です。
経営者の品質重視の姿勢が最も重要な選定条件です。日本メーカーから継続して
受注している、スタッフが長期日本滞在で、日本的感覚を身に着けているのなら
コミュニケーションも取りやすいと思われます。

もし、運悪く品質改善努力を全く行わないメーカーと付き合ってしまった場合
そこで品質改善努力のために労力を費やすのなら、その労力を別のメーカーを
探すために使うべきです。

■ポイント2:製造準備
 ①図面、ドキュメント
 ②工法の決定と、治工具の準備
 ③検査規格、検査用治具、限度見本
まず、図面や関連ドキュメントですが、日本の熟練技術者であれば、図面が
多少不備でも、こうすべきと自分で判断して、工夫し精度の高い高品質の部品を
作り上げることができます。

しかし、海外では熟練技能者はいません。
日本で通用する図面は、海外では通用しないのです。
特に、公差が厳しいと、海外では図面通り作ることはほとんど不可能です。
公差を緩和する、公差を緩和しても、製品として支障なく組み立てることが
できる構造設計とすることが求められます。

更に、工法、加工手順、治工具をあらかじめ考えて準備し、期待通りのものが
ばらつきなくできる様にすることが必要です。

■ポイント3:検査体制
工程での品質作り込みが期待できない海外工場では、流出防止の手段として
検査工程がいかに機能するかがポイントとなります。日本人が付きりで検査
を行って品物をハンドキャリーで日本に持ち込むなどは、よく聞く話です。

何らかの形で、現地スタッフにより梱包前に第三者検査を行うことは必要な
ことと思います。少なくとも、単純ミスは発見できる体制が必要です。
外観など、官能的な判断が必要な部分は、傷や色などの限度見本を準備
します。

安く、良いものを調達するには、それなりの事前準備、体制が必要です。
日本で調達する感覚で、価格だけを追求すると、安かろう悪かろうの世界
から抜け出せません。

7月東京 名古屋2.jpg
セ ミ ナ ー 予 定 表
テーマ(目的日時開催場所
主な項目
 多品種少量生産工場の現場改善力強化による
 付加価値生産性向上と利益率UP
未定
 
・生産活動の目的
・生産性向上・リードタイム短縮
・ムダ取り(直接・間接業務)
 若手・中堅社員の自立化と現場力の発揮
未定
・QCサークル活動
・個人目標管理(MBO)
・業務計画による改善活動
 ヒューマンエラー予防7つの対策
 ヒューマンエラー要因4分類と再発防止策
12月20日
(木)
9:30~12:30

12月20日
(木)
13:30~16:30
東京都北とぴあ
8F 807会議室
JR王子駅北口5分
AM/PM連続受講の場合割引特典あり
・再発防止対策と流出防止策
・是正と予防、水平展開
・顧客信頼の品質対策手法
 顧客から信頼を得る3つの品質対策手法
 ロジカルシンキングに沿った正しいなぜなぜ分析
・ヒューマンエラー要因
・ヒューマンエラー予防策
・IOT活用技術
 小規模チームで効果の上がるFMEA/FTA手法
未定 
・工程FMEA
・信頼性設計とFMEA/FTA
・リスクアセスメント
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