製造業のヒューマンエラーをゼロにする7つのアプローチについてシリーズ
で解説します。今回のテーマは、人がミスしないように訓練するです。
★ヒューマンエラー再発防止・予防対策(事例研究)
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作業者がミスしないように訓練するには
①「知らないこと はしない 」「知らない ことは聞く」の躾を徹底する
②「Know How」だけでなく「 Know Why」教育で、なぜという原理を教える
③規則型マニュアルと教育型マニュアルを区別して作成する
規則型:この手順どおりに従わなくてはならない強制的な色彩のある手順書
規則を説明し、遵守を説得する。そして納得し、遵守の態度で実行して
いることを確認する
教育型:初心者へのガイド、 先人の知恵、 失敗しないやり方などのノウハウを
まとめたマニュアル



製造現場に求められる管理人材とは
日常の仕事の中で、問題点を発見し、その問題を自ら解決する、または他の
力を借りて解決できる人材。知識や経験に基づく「感性」や「洞察力」を有し
ている人材。
● 固有技術のプロ:機械や作業手順・測定手順、および材料の特性などの
知識や経験が豊富で、自ら問題解決ができる。
● 管理技術のプロ:工場の管理のしくみを熟知し、未然防止策を講ずること
ができる人材
しかし、その様な人材は、一朝一夕には育ちません。一時的に経験者を社外から
入れる(中途採用)ことも可能ですが、企業風土に馴染まない事も多いため、
若手を計画的に育てて行く方法を取ります。
● 発生する問題を解決する能力を養う
担当する日々の仕事の中で発生する問題の解決に取り組み、自らの力で
解決する
1人で解決できない問題は、職場内、外の力を借りて解決する
● 管理者の支援とフォロー
管理者は、業務を通して問題解決していくチャンスを与えると同時に
他部門との協力体制を敷いて、問題解決できるよう、支援とフォローを
行う
以上のように、作業者の訓練はもとより、管理人材の育成は重要なテーマです。
工場のトップは、もぐらたたき対策(思い付きやカンに頼った対策)個人のミス
で済ませてしまう対策ではなく、因果関係の究明と対策が実施できるよう、発生
した固有な問題を三現主義(現場、現物、現実)で、なぜ発生したのかを論理的
に解明し対策できるプロ人材を育てることを、最重要テーマとして取り組む必要
があると考えます。
(続く)
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