2018年06月30日

現場品質向上のISOのあり方2:製造業の標準化・マニュアル化事例

ISO9000を取得し、運用しても製品品質が向上しない、本当に役にたって
いるか怪しい、全体的に“やらされ感”が蔓延しているというような考えを
持っている人は多いと思います。
また、ISO9001:2015に切り替わると、その傾向がもっと強くなるのでは
ないかと危惧されます。

徐々に現場の「品質管理活動」が衰退していく原因の一つに、この品質管理
の”やらされ感”があると考えられます。

品質管理の基本.jpg

9001:2008 の構成は以下のようなもので、製造業を強く意識させます。
 6.3 インフラストラクチャー
 6.4 作業環境
 7 製品実現
 7.1 製品実現の計画
 7.2 顧客関連のプロセス
 7.3 設計・開発
 7.4 購買
 7.5 製造及びサービス提供
 7.6 監視機器及び測定機器の管理
 8 測定,分析及び改善

私は、ISO9001:2015によって、製造現場から離れ、より経営品質に近づいた
ISO 9000:2015の品質管理とバランスを取るため、製造業に於いては、
ISO 9001:2008 の考えを一部取り入れて「現場品質向上のしくみ」を残す
べきと考えます。

製造プロセスを規定するのはQC工程図、業務マニュアルなどとそれを守るしくみ
です。まずこれをしっかり固める事が必要です。
問題が発生したら、物事を三現主義で捉え、因果関係の究明と、しくみの不備を
直していく2段階の対策を行っていくことで、トラブルを未然に防止する現場の
プロセスを作り上げ、理想に近づけて行きます。

この事は現場の責任で独自に進めなければならないのです。(ボトムアップ活動)
何かトラブルが起こりそうな場合、その予兆を計りトラブルが起こらないよう
にするシステムの構築

まさに、この事が、求めている「品質管理活動」そのものです。


posted by k_hamada at 00:58| ★標準化とISO9000による品質管理 | 更新情報をチェックする
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