2018年05月11日

特性要因図の正しい使い方:製造業の品質管理 改善の進め方事例

QCサークル発表会などでよく見かけるQC七つ道具の一つ「特性要因図」に
ついて、正しい使い方を解説します。

特性要因図11.jpg

特性要因図は1960年代に石川馨氏よって開発され
 ①クレームなど製品の品質特性に関連する要因を列挙する
 ②求められる製品の品質特性を得るためには、どのような項目を管理すれば
  良いか、全ての要因を列挙するためのツールとして用います。

特性要因図は、QC7つ道具のひとつで、魚の骨格に似ているため、フィッシュ
ボーンダイアグラムとして海外でも知られています。

かつて、QCサークル活動が活発に行われていた頃、一度は作成された方は
多いと思いますが、今の若い社員は知らない人も多くなっています。

■ トラブルの原因調査
不良(品質特性が規格外)などが発生した場合に、その考えられる要因を
列挙して、その中から原因を特定します。
その場合、不良現象(不良特性)を頭に、要因(原因と考えられる項目)を
列挙します。列挙する場合に漏れが無いように、例えば工程の4Mまたは5M
に分類し、それぞれを太骨にし、それぞれの要因を小骨で表します。
解析ツールとしては、必ずしも特性要因図のフォーマットにする必要はなく
ツリー状の系統図に表すことがあります。

 5M:人、機械、方法、材料、測定・検査

系統図.jpg
要因を列挙する場合は、事実に基づいて行われなければなりません。
QCサークルで、「ブレーンストーミングで要因を列挙した」と発表するのを
見かけますが、それは間違いです。現場、現物、現実を見て要因を探し出さ
なければ原因を特定できません。

因果関係.jpg

■ QC工程表を作成する場合
QC工程表は、工程の管理項目が工程順に漏れなく列挙された一覧表を指します。
管理する項目を5Mに分類して、漏れなく列挙します。この時に、特性要因図
を作成する時の考え方を適用します。

つまり、工程の一つ一つは特性と要因で表されており、工程の設計を漏れなく
行うためのツールとして使用します。
トラブルの原因調査とは逆に、品質特性を得るために、規定しなければならない
管理項目をすべて列挙することが必要になります。
QC工程.jpg


posted by k_hamada at 00:00| ★QC七つ道具と未然防止対策 | 更新情報をチェックする

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