「品質が悪い」という言葉の裏には「値段の割には……」という意味が含まれる
こともあります。それは品質(Quality)と値段(Cost)は切り離せない関係
にあるからです。
事例研究・実習で品質改善の実務能力向上を図る
DX、FMEA/DRBFM、再発防止手順など
より良い(Quality)製品を、より安く(Cost)より速く(Delivery)製造
することは、製造業が追求していかなければならない課題であること言うまでも
ありません。
より安く、より速く製造するのには、品質問題を起こさない事が重要になります。
製造中に、品質問題を起こし、解決に当たっていると費用も掛かり、納期も
遅延してしまいます。
対策が不十分だと、また同じ問題が再発します。
従って、発生した問題は、再発防止・水平展開を確実に講じて行くことが求め
られ、更に想定できるあらゆる問題を未然に防止するため、上流工程で事前に
対策を講じて行く必要があります。
この事は、多品種少量、短納期の生産において最も重要な考え方として、工場
全体として考えて行かなければならない事項です。
ところが、今まで良く使われて来た「なぜなぜ分析」「QCストーリー」「QC
七つ道具」などの品質管理手法では、発生した問題解決には、ある程度効果が
期待できますが、問題の未然防止の観点から見ると不十分と言わざるを得ません。
当研究所では、製造品質問題の解決、未然防止のため、以下に示す5つのツールを
開発し提案しています。
①発生した問題の解決方法
a.不良原因解析なぜなぜ2段階法
不良原因解析と再発防止・水平展開の手順と書式フォーマット
b.ヒューマンエラー要因4分類と対策手順
②問題の未然防止方法
a.FMEA簡易評価法
工程の5M管理項目に対する故障モード一覧表による分析と対策手順
b.ヒューマンエラー予防対策評価シート
想定されるヒューマンエラーの洗い出し、評価ランク付けと対策
c.体系的4M管理手順
4M変更管理フロー、異常の見える化と対策手順
詳しくは、本webサイト該当記事、解説書を参照ください。