正直のところ、海外工場の場合、品質管理の改善は難しいというのが、今まで
の経験から得た結論で、日本で行っている品質改善活動とは少し考え方を変え
て臨む必要があると思っています。
工場監査・工程監査のポイント、新製品立ち上げ手順など、品質管理のポイントを詳しく解説します
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海外工場の具体的なニーズとしてはどのようなテーマがあるでしょうか?
企業によって差はあるのでしょうが、PDCAを回して継続的な改善を行える
ような企業は少ないと思います。(日本でもそれほど多いとは言えませんが)
ですから、短期間の支援で、時々現地に出向いて支援するという形では、
なかなか成果が得られないのではと考えられます。
いままで、生産管理を教えてほしい、4M管理のやり方を教えてほしい、設計
管理の方法を教えてほしい、セル生産方式を教えてほしいなどと依頼を受けて
支援を行ってきましたが、その企業の実態がどうなっているのか?現状のやり方
のどこに問題があるのか?、何を改善したいのか?を経営層・管理層が全く
把握しておらず、とにかく日本のやり方を導入したいから教えてほしいと
言われます。
今まで、韓国企業、中国企業(香港企業)、台湾企業などに関わってきましたが
大体どこも同じような感じでした。
経営者の要望としては、即効性のある品質管理、生産管理手法の導入であり
地道に実績を積み上げて現場改善を進めていく方法は受け入れないというのが
一般的です。
そんな中で、筆者が携わった改善の中で、唯一の成功事例は、出荷検査ライン
の構築でした。かなり以前の取り組みでしたので、人海戦術で流出防止を図る
仕組みを作りました。
今なら、AIを搭載した自動検査ロボットを導入する、と考えたかもしれません。
その延長の考えを適用すると、様々な機械化、IOT化を進めていくことは今後
最も必要なことではないかと考えます。
海外工場の品質向上の取り組みは、実は人のかかわりを極力排除して、機械化に
取り組むという考え方が正しいのではないかと考え始めています。
また、そんなに資金力のない中小企業を選ぶときは、とにかくいくらかでも
品質の良いところを選択する、だめなら他を探し、許容できる品質を確保する
という考え方に徹底します。
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