検査の目的と種類:製造業のクレーム対策事例

検査の目的は、不良品を絶対に社外に流出させないことです。
もう一つの目的として、工程の5Mの管理項目(人、機械、材料、手順、測定)
がそのルール通り、守られているかどうかを確認することです。

多品種少量生産の工場では、人が主体となって判断し、作業を行うため、ルール
に沿った正しい作業が行われていることを確認することがより重要となっています。

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モノの検査は現場の作業者や検査員が行います。
 ①自工程検査(自主検査:反復確認、指差し呼称など)
 ②第三者検査(ロット検査・全数検査)

しかし、工程の5Mの管理項目の検査は少し工夫が必要です。

1.職場(工程)巡回
管理監督者による職場巡回は、現場の様々な問題を発見、またルール順守を徹底
させるなど総合的な効果が期待できます。管理層は、デスクワークだけでなく、
現場を一日に一回は、巡回する習慣をつけるべきです。その場合、現場(機械や
人)の変化を見逃さない感性、気づきが重要となります。

2.報告書・データ、帳票の承認
提出文書、見積書、検査測定データなど、お客様など、外部に送付する前には
通常、管理層の承認が必要になります。しかし、往々にしてめくら印、めくら
サインを行う行為が横行しています。

やはり、管理する立場で、その数値の根拠、考え方、プロセスなど作成者に問い
正し、承認するという行為を徹底すべきです。メクラ印は絶対にやめるべきです。

隅から隅まで時間を掛けてみる必要はありません。担当した者に、考え方を聞く
だけでいいのです。そこで、つじつまが合わなかったり、答えられなかったり
した場合は、文書やデータの信頼性が低いということになります。

3.教育訓練と作業認定(適性の検査)
ルール通りの正しい作業を行うには、計画的な教育訓練(OJT)実施と結果を
評価し、作業認定を行うことです。新人に対する教育訓練に留まらず、例えば
6か月、1年間隔で再教育を実施し、手抜き自己判断による勝手な作業を防止
します。

以上説明した通り、多品種少量生産時代の検査は
 ①モノの不良は絶対に外に出さない
 ②作業の不良は「自工程検査」「現場巡回」「承認」によって正しいモノや
  情報を後工程へ渡すこと
 ③教育訓練により、作業認定(適性の検査)を行い正しい作業に就かせる
の、3点が特に重要となります。

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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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