評価テストや検査に依存したものづくりではトランブルは減りません。
品質不良ゼロ目指す設計手法について考えてみます。
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万全と思われる評価テストや検査を行い、100%の合格品を出荷しても、市場
トラブルが発生するのですから、もはや今までのやり方で、評価項目を増やす
評価基準や合格基準を厳しくするなどの管理を今以上に厳しくしても、対策効果
は限られています。
更に、製品の多品種化、機能の複雑化などによって、設計部門の負担も増加して
いる中で、このような対策ではトラブルはますます増加すると考えられます。

発生した問題を解析して、設計工程や製造工程を改善する原因解析・対策型の
品質管理の手法(守りの品質改善)は、工程の品質管理を強化して、出荷時の
製品品質を維持することが狙いです。
言い方を変えると、安定した製品を作るために、作業項目を決めて管理すること
つまり、設計手順とその作業項目のチェックリスト管理が目的です。作業項目
に漏れや不備があれば見直していく作業は必要なことです。しかし、市場の多様
な環境条件での、多様な使われ方をチェッ項目に追加していくことはできません。
守りの品質改善策は、トラブルが発生すると、小カイゼンを繰り返し、不備な
点を修正、強化していくことに主眼を置いています。しかし、この方法では
永遠に改善を繰り返すことになります。
守りの品質向上策には、おのずと限界があるのです。
では、守りから攻めの設計に転換するには、どうすればいいでしょうか?
攻めの設計システム査定(assessment)の考え方に基づく設計システムの