品質管理の基本となるのは「標準化」で、「ルール」として明文化します。
標準を体系化したものが「しくみ」そして、全社のしくみが品質システム
(ISO9000)です。

事例研究・実習で品質改善の実務能力向上を図る
DX、FMEA/DRBFM、再発防止手順など
【INDEX】
1.ISO9000とは
2.標準化とルール
3.ルール作りは、チェックリスト作りから
【キーワード】
標準化とISO9000
成長過程にある中小企業の落とし穴が、業務の仕組みの未熟さによる非効率
そしてミスの多発です。
これは、各組織や社員の業務範囲が不明確だったり、指示命令系統、情報ル
ートが曖昧なために、経営者と社員のベクトルが合わず、連携がうまく取れ
ないために起こるのです。
社長は社員が少数の時は、全員に目が届き、適時、直接指示を与えたり、情報
収集できたものが、業務の拡大に伴って社員も増え、一人ではコントロールが
困難になってきます。
そこで、会社の業務システム(仕組み・ルール)が必要になってきます。
社長はこの仕組みをうまく使って、間接的に組織を効率よく動かすマネジメント
力が必要なのです。
ISO9000の品質システムは、このような企業のニーズに沿って構築されなければ
なりません。どこかのシステムをコピーして構築したシステムは、業務の実態と
合わずに、品質向上どころか、余計な負担となって維持管理が困難となります。