2018年04月25日

なぜルールを守らないのか?ヒューマンエラー(ポカミス)4つの要因と対策事例

ヒューマンエラーの原因の一つにルールを守らないことが上げられます。
日本人は、一般的に社会のルール、秩序を守る民族です。
しかし、仕事上のルールは必ずしも守っているとは言えないのが現状です。
それはなぜか?考えてみます。





日本人は会社の中で、ルールを作って守るという行為は苦手です。
なぜかというと、ルールは自然と暗黙のうちにできているのであって、改めて
文書化しても、それは余り重要ではありません。なぜなら改めてルールを作ら
なくても、支障なく整然と仕事ができるからです。

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ルールが守られないという現場では、以下のような理由を挙げています。
 1)守りたくても守れない理由がある
 2)ルール自体が業務の実態と合っていない
 3)そもそもルールの必要性を感じない
 4)ルールを守っていたら仕事にならない、効率が悪い
 5)ルールを知らなかった
 6)理想のルールはわかるが、現実的ではない

ルールを守らない、守れない理由はいくらでもあります。 
つまり、現場では、ルールの必要性・重要性を感じていないということなの
です。

その結果、現場では以下のよな様々な問題が発生しています。
 1)それぞれの部署や人の仕事の役割がはっきりしない
 2)情報が伝わらない、遅い、正確でない
 3)それぞれの個人の判断で仕事が進められ間違いが多く、効率も悪い
 4)問題が解決されず放置されれている
 5)若手社員がすぐ辞めていく

現在の製造業は、品質要求も厳しくなり、価格競争も激化しています。
そんな中、組織として最も効率的に仕事を行うには、どうしてもルールが
必要なってきます。

しかし、ベテラン社員は昔ながらのやり方が一番良いと考えてしまいがち
です。新しい考え方に切り替えていくには、それなりの時間と努力が必要
なのです。


では、日本人のルールに対する考え方とはどのようなものでしょうか?

中国には「上に政策があれば、下に対策あり」という言葉があります。これ
中国人がルールや法律、規則という存在をいかに守ろうとしないかを示す
言葉しても知られていますが、確かに中国人はルールを遵守する意識が
日本人より希薄と言えます。

逆に、中国人から見ると「日本人は誰もが疑うこともなく、ただひたすら
ルールを守る」ように映るようで、その様はまるで「何かの病気にかかって
いる」かのように感じているのです。

今回の新型コロナで、「自粛」というムードの中で日本人は強制されなくても
STAY HOMEを守るという国民性がクローズアップされています。

「ルールを守る」ということは「古いやり方に固執する」ことにもつながり
かねないという面もあります。日本人は確かに礼儀正しく、日本社会には
秩序が存在するとしながらも、反面、日本人に活気がなく、生き生きとした
感覚がないのは「日本人がルールに縛られ過ぎているためではないか」とも
言えます。

日本人が「古いやり方」「理屈に合わない」かどうかを疑うこともなく、誰に
われるでもなくルールを守ろうと固執する様子はまるで「病気のようだ」と
外国人には映っている面も否定できません。
固定的なルールや規則を守りすぎるのも問題ではないかとも捉えられます。

中国人から見て、日本人は「臨機応変な対応」が苦手であると指摘するが、
これは一理ある指摘と言えます。日本人はルールや従来のやり方に縛られ、
状況が変わった時の対応が苦手な傾向はあると言えます。

だが、ルールを守ることは社会生活において重要なことなのは間違いなく、
そのバランスが求められており、周りとの協調を重視する国民性とも言え
ます。

では、会社のルール、仕事上のルールの位置づけはどのように
考えればいいでしょうか?

日本の会社の場合、組織内部のルール(暗黙のルール)をうまく生産性を
高める方向にもっていくことが重要と考えられます。

上層部から「これを守れ」と強制的に押し付けても、それは守られること
はないでしょう。

ボトムアップで、自然発生的に決まっていく一定の秩序(良いルール)を
形成させていくことが日本の企業では必要なことではないかと考えています。

さあ、経営者としては、そのような状況を作り上げていくにはどのような
メッセージを発信し続けることが求められるでしょうか?

posted by k_hamada at 23:58| ★ヒューマンエラー・ポカミス対策 | 更新情報をチェックする
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