カンブリア宮殿:バカ社長を演ずることで下請け体質から抜け出す!

「カンブリア宮殿(2013年10月3日放送)」のゲストは印刷会社GRAPH社長の
北川一成氏でした。

「脱・下請け改革」の一つが“バカ社長のフリ”をすることだったのです。
取引先の目の前で“バカ社長”を演じて、「この会社に仕事を任せたら危ない」と
思い込ませる戦略だった。 しかし、これが想像以上に効果を上げたのです。





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もともと小さな印刷会社で、仕事は新聞のチラシなど下請けの仕事がほとんど
で、しかも下請けの印刷会社はたくさんあるため、価格交渉ができず、経営は
厳しかったそうです。

そのような状況から脱下請けを成し遂げて、「難しい印刷物はGRAPHへ」と
指名される存在にまでになったのは、一体なぜでしょうか?
「脱・下請け改革」の一つが“バカ社長のフリ”で、これが想像以上に効果を上げ
GRAPHは徐々に下請けの仕事を減らしていったのです。
そして、よその印刷会社が「実現不可能」として投げ出した印刷でも、グラフは
引き受け、ニーズに応えてみせた。 そして、いつしか「特殊印刷の駆け込み寺」
そう呼ばれるまでに至ったのです。 特別な機械を使わなくても、他社と差がつく。
その秘密こそ、北川が育ててきた技術屋集団にあった。
 1.他の印刷会社ではできないことをやる
 2.特徴的な一流デザイン

ライバルが提供できない価値で差別化、これがなかなか難しい。
北川一成氏は考えました。20世紀の経済の成長は機械に頼り過ぎてきた。機械は
均一化が進み精度も高まってきた。いまや人間力でしか差が出せない時代、そこを
掘り下げていけば他社との違いが出せるとしたのです。

でも、従来の職人と何が違うのか?
個人のノウハウ頼みにするのではなく、組織にノウハウを蓄積(たとえば、印刷
の色の調合データ)する仕組みを設けたということです。

色見本にない珍しい色であっても短時間で職人がインクを混ぜて作り出します。
そして、さまざまな色の調合比率データが蓄積されておりどの職人でも再現できる
ようになっています。

機械を使いこなす技術と、蓄積データ・・・
これは目に見えず、ライバルには、簡単にまねできませんね。

いつしか「特殊印刷の駆け込み寺」そう呼ばれるまでに至ったのです。特別な機械
を使わなくても、他社と差がつく。これこそ脱下請けの極意なのです。