検査は何のためにある?品質保証部長は「出荷停止」権限を行使せよ!
工場のトラブル未然防止の品質管理のしくみ、予防処置を講ずる必要性は
十分わかっていても、なかなか理想通りにはいきません。労多くして効果は
すぐに期待できない現状の中で品質保証部長として最優先で取り組むべき
事は「不良品は絶対に外に出さない事」です。
これは当たり前のことと思われますが、最近は大企業でも、不良品を合格品
として市場へ垂れ流す不祥事が相次いでいます。
品質保証部長が品質保証部としての社内戦略を持たないと,部下は肩身の狭い
思いをします。品質保証部長は「何をすべきか」を明確にしなければいけません。
品質部門は、不良品の選別を行ったり、ISOの維持管理だけを行う無力な組織
と化してしまっているのは、そこの責任者である品質保証部長の責任です。
方法はいろいろありますが、即効性が期待できるのは「検査」です。
悪知恵でもかまわないので,とにかく不良流出ゼロを実現してみせること。
そうしないと,何を言おうと信用してもらえず、あとが続かないのです。
検査は付加価値を生まないといいますが、垂れ流し検査では損失を生む
だけです。まず検査で不良が発見されたら、即ラインストップを宣言します。
納期が遅れ、営業や生産部門から文句を言われようが、かまいません。
検査の役割は、「特採」で出荷することではなく「出荷を止める」ことです。
これが、グローバル化した生産体制、国内での多品種少量生産における品質
確保の最も効果の上がる方法です。
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