H29年度リコール届け出内容の分析結果(国土交通省)より

市場では、一体どのような製品のトラブル(故障や事故)が発生しているで
しょうか?下図は、自動車の設計、製造に起因するリコール届出件数を示し
たものです。


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自動車リコール件数.jpg
(国土交通省「平成 29年度リコール届出内容の分析結果について」より)

上記のうち「火災」「負傷」につながる恐れのある事例は以下のような
ものがあります。
発火.jpg

負傷.jpg

自動車の場合、過酷な環境下で使用されるため、通常問題とならない作業ミス
や、不適切な材料の使用、制御方法の不具合などで思わぬ事故が発生します。

このような事故を防止するのに設計や製造工程でどのような予防策を講じれば
良いでしょうか?
FMEA/FTAを実施すれば防げるでしょうか?よく考えてみる必要があります。

 ★DRBFMは「デザイン・レビュー」のツールか?
   トヨタ・デンソー・日産のFMEAツール比較


やみくもにFMEA/FTAを実施してもどうしても検討漏れが生じます。
おそらく設計者にとってみれば「こんなことで事故が起こるとは思わなかった」
というのが実感ではないでしょうか?

そこで有効となるのが、「火災やケガなどを誘発する故障」「故障モード」
をキーワードで検索できるツールです。
設計者や設計レビューなどで使うことによって、問題に気付くことができます。

このようなツールは、今回紹介した国土交通省のデータをはじめ、経産省から
は、家電や生活用品のリコールデータを収集しデータベース化することで
可能になります。

★上記キーワード集(Bottom-up Design Keywords)は、近日公開予定です。


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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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