故障と故障モードの違いを理解しFMEAを正しく実施する(メルマガバックナンバー)

故障と故障モードの違い(FMEAを正しく実施するためには)

FMEAを実施する上で、悩みの種の一つが「故障モード」の定義です。
部品の折損、摩耗、特性の劣化や、結合品の剥がれ、断線、短絡などが
良く例として挙げられています。


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しかし、FMEA の解析対象は構造部品だけではありませんね。
電子ユニット、電子回路基板、組み込みソフトウエアなども故障モードを
基に解析する必要があるのに、ネットや書籍を探してもそのことに触れて
いるものはほとんどありません。

更に、工程FMEAの対象となる故障モードとは何でしょうか?
混乱を招いているのは、故障と故障モードの違いを論理的に説明しない
(説明できない)ばかりでなく、機構部品以外の故障モードを曖昧にした
状態でFMEAのて手順や評価方法ばかりを追いかけている点にあります。

FMEA を正しく実施するには、まずそれぞれの対象物の故障と故障モード
の違いを論理的に正しく理解し、納得すること(迷わない)が最も重要な
ポイントとなります。

故障モードの定義1.jpg

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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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