工場のヒューマンエラー予防「ヒト・ポカヨケ・作業環境・人間工学」対策とは?(メルマガバックナンバー)

製造業における現場のヒューマンエラー予防対策について
「ヒト」「ポカヨケ」「作業環境・人間工学に分類して対策を考えてみます。

ヒューマンエラーの予防は、作業現場をよく見る(watch)、意識を注いで
じっと観察することが重要です。そこで、隠れた問題が見えてきます。

1.「ヒト」の対策
多品種小ロット受注生産工場では、ポカヨケをすべての製品や工程に
適用することは困難です。そこでヒューマンエラーによる影響を押さ
えるために「異常検知能力」 「不確かさ検知能力」 「自工程完結能力」
の3つの能力に注目します。

大切なことは、手遅れになる前に「気づく」ことです。

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2.「ポカヨケ」による対策
ポカヨケ対策の対象となるものは以下の通りです。
 ①作業の対象のモノ
 ②作業で使用する設備
 ③作業指示票、手順書など、ドキュメントの様式

など人以外の要素 を工夫する方法で、安価で現場で使いやすい
「ポカヨケ」を工夫して対策を行います。

3.トヨタ生産方式の自働化とは
自働化とは、品質、設備に異常が起こった場合、機械が自ら異常を検知
して止まり、不良品の発生を未然に防止することです。これにより人を
機械の番人にする必要がなくなります。
それに対して、にんべんのつかない「自動化」の場合は、異常が起こって
も人が機械を停止させない限り、不良を作り続けてことになります。

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4.「作業環境・人間工学」の対策
工場の作業環境にミスを起こしやすい要因が隠れています。
人間工学・安全工学の観点から背後に隠れている要因を見つけて、ミス
防止の対策を講じることが重要です。

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製造業の未来に向けたメッセージ

★製造業改革 三つの柱
一つ目:人材育成
二つ目:技術力(品質)向上
三つ目:下請け体質からの脱却(顧客開拓のしくみ)


日本のものづくりは、人に受け継がれてきた熟練技能と、全員一丸となって困難に立ち向う、力の結集力より優れた製品が生み出され世界的に高い評価を受けてきました。

 しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。市場の厳しい品質要求に応えていくこと、また多様なニーズをとらえて機敏に対応していくことが求められますが、売り上げの伸び悩み、人材難熟練技能者のリタイヤなど、経営資源の不足する中小企業では今までのやり方では対応が困難となっています。

 中小企業にとって今求められるのは、このような時代の要求に応えられる若手人材を育成することです。必要なのは、自ら課題を設定してそれを解決していける「自立型人材」です。また、デジタル革命が進む中、IOT・AIなどの知見を持つ技術人材の育成も急務です。

 IOTの時代が到来し、ルーチン業務は機械への置き換えが加速するといわれています。機械により生産性向上を図ってその分人は付加価値業務へシフトし、新たな製品や新市場の開拓を行い、利益を確保していかなければなりません。デジタル化社会の今こそ、中小企業は、顧客視点のきめ細かいアナログ対応力が求められています。

 経営層は、これらの時代の変化を捉えて、従来からの下請け体質を打破し、果敢に事業変革にチャレンジしていかなければ明るい未来は開けません。

・自立型人材の育成
・差別化固有技術の深耕
・顧客対応組織の新設

など、中小企業の持つソフトな経営資源(人、技術、組織)と、アナログ対応力(顧客の期待に沿う)に磨きを掛け、これらを武器に新たな事業の可能性を追求し、利益を得ていくことこそ日本の中小製造業に課せられた使命と考えます。

   高崎ものづくり技術研究所
   代表 濱田金男