2019年11月08日

製造業の品質改善無料ネット相談 Q&A集:金型外注管理をどのように進めればいいでしょうか?

Q:金型製作外注管理の件で、ご相談があります。
 ①初期流動管理規定
 ②初期流動管理計画書(またはPDCA)
 ③初期流動管理フローチャート
 ④その他、初期流動に関する管理資料(推薦資料)

 上記、①~④に関する参考資料、ひな形などありましたら、ぜひ入手したいと
 考えております。

 対象品目は、金型~量産成形に至るプロセスです。
 受注からの流れでいうと、ざっと次のようになります。
 金型設計
   ↓
 金型加工
   ↓
 金型組立
   ↓
 トライ成形(T0)
   ↓
 (型修ある場合)金型改修
   ↓
 トライ成形(T1)
   ↓
 トライ検査客先合格
   ↓
 ⑯量産成形開始

この一連の流れの中で、金型設計からトライまでを外部委託する場合、特に
問題化するケースが多いです。
外部委託する場合、外注にてトライ検査合格後、金型移管されるのですが、
・歩留まりが悪い
・金型が壊れる(強度に問題あり)
・ゲート位置やガスベントなど金型構造に問題がある
・提示されたサンプルと同じ物が出ない
など、後々、トラブルに繋がることが多いです。

社内製作の場合、外注製作の場合に分け初期流動管理がスムースに流れる
よう、ご教示いただければ幸いです。

A:外注で製作する金型の発注管理の問題と考えられます。
金型外注にてトライ検査合格後、金型移管にて
 ・歩留まりが悪い
 ・金型が壊れる(強度に問題あり)
 ・ゲート位置やガスベントなど金型構造に問題がある
 ・提示されたサンプルと同じ物が出ない

などは、金型構造設計そのものに問題があるように思われます。
特に海外で製作された金型の場合、製作過程のきめ細かい管理ができないまま
移管されるため、様々な問題が顕在化します。

金型材料、押出ピン、ゲート位置構造、スライド、ガスベント、冷却方式など
ポイントとなる部分の仕様、構造を明確にして発注することが重要なポイントと
考えられます。

①メーカーと打ち合わせし、上記ポイントを明確にした金型仕様書を作成する
②メーカーから金型図面を入手し、仕様書通りか確認する
③トライ時はできるだけメーカー立ち会い確認する
④少なくとも50個以上成形し、工程能力(寸法ばらつき等)を確認する
⑤金型を分解して、図面通りできているか確認する
⑥以上を確認後、移管する

以上の手順は、優良メーカー、普通メーカー、普通以下メーカーに分け、優良
メーカーなら金型分解までは行わないなど、管理のレベル分けを行います。

以上簡単ですが、参考にして頂ければ幸いです。



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