なぜ「在庫」は悪なのか?7つのムダの本当の意味とは

なぜ「在庫」は悪なのか?7つのムダの本当の意味とは

「在庫は悪」と言われつつ、実は在庫を持つことは、現場にとって一番楽な
方法であり何も考えなくて済むため、そこに悪さが隠されているのです。

この図のように工場の全体最適化を図り、在庫をなくしてリードタイムを短縮
することでそこに空いた時間が捻出できるため、次の仕事を取り込むことが
できます。

そうすると、一人当たり、単位時間の生産額が増え(スループット向上)、
売上高が増え、利益増に貢献します。
スループット向上1.jpg
なぜ在庫が増えるのか?
では、工場では、なぜ在庫が増えるのかを考えてみます。
(1)資材担当者は、安全を見てなるべく多くの部材を早めに手配し、材料倉庫
   へ保管する(材料在庫増加)

(2)製造工程では、各担当者は段取り回数をできるだけ少なくして、効率を
   高めるため、なるべくロット数をまとめて一度に加工する(仕掛在庫増加)

(3)納入先の急な出荷指示に対応するため(ジャストインタイム要求)、なる
   べく製品在庫をたくさん持っていたほうが要求に対応できると考える
   (製品在庫増加)

上記の結果、以下の弊害が生じます。
(1)生産リードタイムが伸びるため、資金の回収が遅れる

(2)複数ロットをまとめて作るため、飛込み注文や納期変更に機敏に対応できない

(3)ロットの数を大きくすると、不良がまとめて発生する

(4)材料や製品在庫が増えると、倉庫の増設、積み下ろし、運搬作業が発生する

最終的な目標は、工場のスループット(1人・1時間当たりの生産額)が最大になる
よう工場の全体最低化を図る必要があります。

工場トップのリーダーシップが不足すると、在庫はどんどん増える方向となりリード
タイムも短縮できませんし、生産性も向上しません。
特に多品種少量生産で起こりがちな、飛び入り受注、短納期受注には対応できません。

では、どうしたらいいか?

奥が深いので、じっくりとお読みください。

 ★メルマガ・バックナンバー
 ★会員登録はこちらから