中小企業のスマートファクトリー化への取り組み(その2:スモールスタートで始める)

スマートファクトリー化の導入ステップについて前回解説しました。
では、具体的な導入事例に基づいて、中小企業が取り組むべき課題は
何かについて、掘り下げてみましょう。

中小製造業にとって、スマートファクトリー化への取り組みは、始ま
ったばかりであり、また決して順調とは言えない状況にあります。

それは、今までの現場の改善レベルと異なり、IoTやロボット導入
することで、経営課題解決にどう結び付けていけば良いのかわからない
導入を検討できる技術人材が不足している、費用対効果が見えない点
などにあります。
また得られたデータを分析し、改善につなげていく人材の不足もネッ
クとなっています。

スモールスタート.jpg

そこで、スマート化を進めるにあたっては、小規模な取り組みからスタ
ートし、導入効果をモニタリングして、小さな手応えを得ること、さら
に、PDCAを短いサイクルで繰り返し、システム化・運用の見直し・
改善を図ることが求められており、まさに改善活動の基本ステップを
確実に踏んでいくことが、成功のポイントと考えられます。

加えて重要な点は、スマート化は品質向上、生産性向上など、企業の
付加価値向上の手段であり、手段と目的をはき違えた活動は全く意味
がないということを肝に銘じる必要があります。