世界的な新型コロナウィルス感染が拡大する状況を受けて、日本の製造業は
厳しい環境下に置かれている。多数の企業が仕事の延期、キャンセル、部品
の調達難などの影響を受け、今後の企業収益への影響も懸念され、先の読め
ない中で、長期戦を覚悟せざるを得ない状況が続くと思われる。
危機感を煽り、視聴率を稼ぐマスコミに批判が集中しているが、では企業
トップはどうだろうか?
「経営は厳しい」「今は忍耐」などと社員に訴えても何の解決にもならない。
現状では、どうしても目先のことに気を取られがちだが、今こそ未来を見据
えた企業体質改革、現場改革のチャンスと捉えることもできる。
日本の中小製造業ならではの特質を生かした生き残り策を講じていくため、
今まで目を瞑っていた様々な問題を明らか視し、勇気をもって対処していく
必要がある。
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