経営トップのための「一から学ぶ品質管理の基本」シリーズ(その七:コミュニケーションルールとは?)

組織活動とは、トップが目指すべき目標を設定し、その目的のために、役割を分担し、
指示を明確に出すことです。そしてその目標達成のために「報連相」を活発化させる
こと、中には「勇気づけ」「認める」といった、上司からの積極的なコミュニケーシ
ョンの働き掛けも必要になります。そのことが積み重なることによって、個人が成長
し、組織も強くなります。

アメリカの経営学者のチェスター・バーナードは組織が成立するための要素は以下の
3つであると主張しました。
 ①共通の目的をもっていること(組織目的)
 ②お互いに協力する意思をもっていること(貢献意欲)
 ③円滑なコミュニケーションが取れること(情報共有)

円滑なコミュニケーションによって情報共有を行うには、コミュニケーションの場を
積極的に設けることが必要で、本音を引き出す非公式のコミュニケーションの場を設
けるなど、管理層が聞く耳を持つことが報連相を活発にする条件となります。

しかし、コミュニケーションルールを明確に規定している企業は多くありません。
朝会を毎日実施する企業はありますが、形式的に行われている場合がほとんどで、
貴重なコミュニケーションの場が有効的に実施されているとはいえません。