判別の難しい製品のピッキング作業ミス対策:ヒューマンエラー事例研究1

見た目では判別の難しい製品のピッキング作業ミス対策事例について、原因と
対策方法を検討します。



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<質問> 
お客様より注文を頂いた後、事務員より商品のラベルと納品書が商品課に届き
ラベルを元に商品をピッキングし、机上で商品の表示とラベルの表示を指差し
確認した後商品を梱包します。

その後、梱包した商品と納品書を照合し、お客様に発送しますが、商品のラベル
表示と中に入っている商品の寸法違いが発生しお客様より再三クレームを頂いて
います。

梱包された商品の中身は目視で確認は難しく、商品を梱包する際に指差し確認
対策をとっていましたが・・・確認行為が形骸化しているようです。

そこで、確実に確認をする対策を考えています。
今までは、商品をピッキングする前に表示ラベルに印鑑(商品を梱包した人)
をまとめて捺してから商品をピッキングしていましたが、今後は指差し確認を
してから印鑑を捺して、”確認を確実に行う”という対策で検討していますが
他に、確実に確認作業を怠らない対策がございましたらアドバイスをお願い
致します。

<回答>
「今後は指差し確認をしてから、印鑑を捺して”確認を確実に行う”という対策で
検討していますが・・・・」とありますが、手順が増えて作業者の負担が増加
するだけではないかと思われ、ミス防止効果はほとんどないと推察致します。

人間はどんなに注意しても、必ずミスを起こすということを前提に対策を考え
なければなりません。いくら作業者に注意喚起しても、長い時間集中すること
はできませんし、なにか流れを乱す要因が発生すると、そちらに気を取られて
しまいます。

ではどうすればいいか?
ポカよけ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、作業ミスを防止する
仕組、装置のことを指します。

ちょっとした工夫で、お金を掛けずに簡単な治具やセンサーなどにより部品を
間違えずにピッキングする方法を考えると良いと思います。
作業の詳しい手順や部品の形状(寸法)の違いが具体的に分からないので「ポカ
よけ」の具体的な方法はご提案できませんが、部品を間違えると、アラームラン
プがついて警告するなどの方法が考えられます。

<対策書例>
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