現場における不良を減らす最強ツール「業務チェックリスト」の作り方とは?(メルマガバックナンバー)

中小企業では、マニュアルは作成に荷が重かったり、作成しても見てもらえな
かったりするなど、ハードルが高いものです。そこで、仕組み作りの第一歩
としてチェックリストを作成することを考えて見ます。


(1)業務チェックリスト
自分のやっている業務をチェックリストに落とし込むのです。そこに時間軸や
手順を埋め込むと簡単なマニュアルになります。作業の手順を示すチェック
リストは以下の3つに分類します。
 ①準備のチェックリスト(実施前)
 ②実行のチェックリスト(実施中)
 ③確認のチェックリスト(実施後)に分類する

また計画的に実施する業務は以下の流れで作成します。
例えば、教育訓練のチェックリストの場合
 ①現状把握:対象者のレベル(スキル)を測定し、スキルマップを作成
 ②計画(Plan):教育計画を立て、教育計画フォーマットに記入する
 ③実施(DO):誰が、誰に、いつ、どのような教育を実施するか
 ④評価(Check):教育後のスキルを測定し、スキルマップに反映
 ⑤再教育(Action ):スキルが不足している場合再教育を実施する

のように作成します。

では、ここから少しレベルを上げて、作業標準書や他部門との情報、モノの
流れを示す業務フローはどうやって作成したらいいでしょうか?

 ★詳しくは
 ★報連相のルールを作る:ルール作り3つのポイント!

ZOOMオンライン・レベルアップ・セミナー
現場リーダー研修.jpg セミナー.jpg トラブル流出ゼロ.jpg

製造業の未来に向けたメッセージ

★製造業改革 三つの柱
一つ目:人材育成
二つ目:技術力(品質)向上
三つ目:下請け体質からの脱却(顧客開拓のしくみ)


日本のものづくりは、人に受け継がれてきた熟練技能と、全員一丸となって困難に立ち向う、力の結集力より優れた製品が生み出され世界的に高い評価を受けてきました。

 しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。市場の厳しい品質要求に応えていくこと、また多様なニーズをとらえて機敏に対応していくことが求められますが、売り上げの伸び悩み、人材難熟練技能者のリタイヤなど、経営資源の不足する中小企業では今までのやり方では対応が困難となっています。

 中小企業にとって今求められるのは、このような時代の要求に応えられる若手人材を育成することです。必要なのは、自ら課題を設定してそれを解決していける「自立型人材」です。また、デジタル革命が進む中、IOT・AIなどの知見を持つ技術人材の育成も急務です。

 IOTの時代が到来し、ルーチン業務は機械への置き換えが加速するといわれています。機械により生産性向上を図ってその分人は付加価値業務へシフトし、新たな製品や新市場の開拓を行い、利益を確保していかなければなりません。デジタル化社会の今こそ、中小企業は、顧客視点のきめ細かいアナログ対応力が求められています。

 経営層は、これらの時代の変化を捉えて、従来からの下請け体質を打破し、果敢に事業変革にチャレンジしていかなければ明るい未来は開けません。

・自立型人材の育成
・差別化固有技術の深耕
・顧客対応組織の新設

など、中小企業の持つソフトな経営資源(人、技術、組織)と、アナログ対応力(顧客の期待に沿う)に磨きを掛け、これらを武器に新たな事業の可能性を追求し、利益を得ていくことこそ日本の中小製造業に課せられた使命と考えます。

   高崎ものづくり技術研究所
   代表 濱田金男