トラブル未然予防の品質管理で重要な3つの工程(メルマガバックナンバー)

工場でトラブルを未然予防策を講ずる場合の品質管理で重要な3つの工程
について解説します。

不良流出ゼロ!未然予防の品質改善を具体的に進めるにはどうすればいいで
しょうか?

言葉ではわかっても、いざ具体的に誰が何をすればよいのか?どのような手法
を使えばいいのかわからない場合が多いのだと思います。
では、工程を、「工程設計」「製造工程」「検査」の3つに分けて考えてみます。

3つの工程
1.工程設計段階(製造準備段階)
 ミスが起きない工程つまり、信頼性、安全性の高い工程設計を行います。
 これは、各企業が持っているノウハウです。ポカヨケや自働化を組み込んだ信
 頼性の高い工程を設計します。(アウトプットはQC工程図です)
 必要となる手法・ツールは、
 ・QC工程図
 ・エラープルーフ化
 ・FMEA
 ・ポカミス防止7つのアプローチ
などであり、まさに「ものづくりの前」に万全の未然防止対策が求められます。

2.製造工程
 多品種少量生産では、小ロット、個別製品の場合、工程設計が不十分のまま
 量産に入ってしまう場合があります。そこで、トラブル発生を防ぐために
 様々な対策を講じます。
 ・ヒヤリハット対策
 ・異常検出と対策
 ・多能工化訓練
 ・自工程完結
 ・指差し呼称

3.検査工程
 検査の付加価値は「流出不良ゼロでお客様の信頼を得る」「工程をストップ
 する」など、明確な役割と権限を持たなければなりません。
 ・検査方式設計
 ・画像検査機
 ・周辺視全数検査法

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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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