品質向上のための現場改善の進め方:製造業改善事例集:製造業管理者・リーダー研修用テキストNo.22 PDF版

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品質向上のための現場改善の進め方。多品種少量生産、個別受注生産工場の
利益は、付加価値生産性の向上によって得られます。
品質向上のための現場改善の進め方

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  目次
Ⅰ. 生産活動と現場管理者の役割
 1.生産活動の目的
 2.組織とは
 3.日常業務におけるPDCAサイクル
 4.日常業務の問題解決
 5.中堅社員、管理者の役割とは何か

Ⅱ.品質改善のための現場改善の進め方
 1.概要
 2.モノと情報の流れに沿って現場を観る(診る)
 3.ルールとの突合せ、不備内容の指摘
 4.あるべき姿と現状のGAPから、対策案(ルールと運用方法)の検討
 5.改善計画の立案
 6.是正/再発防止/水平展開/予防の関係

 <演習問題>
 <事例研究>  部品加工工場の切削工程の生産性向上

Ⅲ.業務のしくみと「業務チェックリスト」
 1.しくみを作る目的・必要性
 2.「業務チェックリスト」を作成する

 <演習問題>
Ⅳ.組織間、工場全体のしくみ
 1.工場のしくみ(ルール)の分類
  <演習問題>
 2.組織運営のルール
 3.部分最適から脱却する
 4.品質保証体系図

 <演習問題>
 <事例研究2>  業務チェックリストの作成  
 1.業務チェックリスト作成事例
 2.熟練技能の見える化、職場教育のルール
 3.不良対策チェックリスト

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製造業の未来に向けたメッセージ

★製造業改革 三つの柱
一つ目:人材育成
二つ目:技術力(品質)向上
三つ目:下請け体質からの脱却(顧客開拓のしくみ)


日本のものづくりは、人に受け継がれてきた熟練技能と、全員一丸となって困難に立ち向う、力の結集力より優れた製品が生み出され世界的に高い評価を受けてきました。

 しかし、これだけでは、これからの時代に中小が生き残っていくことは困難になって来ました。市場の厳しい品質要求に応えていくこと、また多様なニーズをとらえて機敏に対応していくことが求められますが、売り上げの伸び悩み、人材難熟練技能者のリタイヤなど、経営資源の不足する中小企業では今までのやり方では対応が困難となっています。

 中小企業にとって今求められるのは、このような時代の要求に応えられる若手人材を育成することです。必要なのは、自ら課題を設定してそれを解決していける「自立型人材」です。また、デジタル革命が進む中、IOT・AIなどの知見を持つ技術人材の育成も急務です。

 IOTの時代が到来し、ルーチン業務は機械への置き換えが加速するといわれています。機械により生産性向上を図ってその分人は付加価値業務へシフトし、新たな製品や新市場の開拓を行い、利益を確保していかなければなりません。デジタル化社会の今こそ、中小企業は、顧客視点のきめ細かいアナログ対応力が求められています。

 経営層は、これらの時代の変化を捉えて、従来からの下請け体質を打破し、果敢に事業変革にチャレンジしていかなければ明るい未来は開けません。

・自立型人材の育成
・差別化固有技術の深耕
・顧客対応組織の新設

など、中小企業の持つソフトな経営資源(人、技術、組織)と、アナログ対応力(顧客の期待に沿う)に磨きを掛け、これらを武器に新たな事業の可能性を追求し、利益を得ていくことこそ日本の中小製造業に課せられた使命と考えます。

   高崎ものづくり技術研究所
   代表 濱田金男