不良流出防止対策の考え方!是正処置、FTA、FMEAの手法の違いとは?

不良流出防止対策の考え方!手法には違いがあり、目的、手順を理解する
必要があります。そこで是正処置、FTA、FMEAの違いは何かを明らかに
したいと思います。

是正処置、FTA、FMEAは一般的に以下の定義が用いられています。
 ①過去発生した、または現在発生している不良対策→是正処理/FTA
 ②まだ発生していない(潜在)不良対策→FMEA

また、別の言い方をすると、①はトップダウン解析、②はボトムアップ
解析です。なんとなく区別はついているつもりでも、いざ現実に直面する
と、曖昧になってしまいます。そこでいくつかの例について考えてみます。
 例1:過去に同じような作業ミスが繰り返されており、新製品では同じ
    ミスは発生しないようにしたい

 例2:新製品で、新しい材料が採用された。このような場合、製造上の
    問題が起きやすいので、新たな問題が発生しないかどうか検証したい

 例3:新製品のQC工程図を作成するにあたって、過去発生した問題の対策
    を盛り込んで不良発生を予防したい

例1,2,3について、それぞれどの手法を適用すればいいのかを考えて
みてください。(回答は最下段)

また、もう一つ重要な点を指摘しておきます。
FMEA、FTAは、信頼性・安全性解析手法であること、是正処置は、品質管理
のしくみの不備を対策すること、この違いがあることです。

つまり、FMEA、FTAは製品設計、工程設計時点で実施し、是正処置は実際に
問題が発生した後に、原因を調査し対策します。以下にそれぞれの解析手順を
示します。それぞれの違いをよく比較し、確認してください。 

<是正処置の原因解析フロー>
ルールの原因.jpg

<是正処置不フォーマット>
回答例2.jpg

<(工程)設計プロセスにおけるFMEAの位置づけ>

FMEAフロー.jpg


<潜在するリスクを発見するための新規点変更点リスト>
新規点・変更点リスト.jpg


回答
例1:発生現場を良く調べて原因を突き止め、品質管理のしくみの不備について
   是正処置を行う
例2:工程のミス等(故障モード)が流出した場合、市場で大きな問題(リスク)
   とならないか?FMEAで解析する
例3:過去トラブル事例を参考に、新製品で同じ問題が発生しないかどうかFTA
   で解析する


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