ルールのピラミッドによるヒューマンエラーの発生原因/流出原因の考え方:現場管理者も知らない効果的な手法すべてを網羅

不具合の再発を止めるには、物理的な不具合現象「因果関係」を確認し
その原因となる「現場のルール」そして「上流工程ルール」の不備を指摘し
是正していくことが必要です。


 ★無料マニュアル・書式フォーム
 ★無料メール講座
 ★YouTube動画



スライド2.JPG

この図はルールのピラミッドといい、階層別にそれぞれのルールを表して
います。一番上の層から
 ・自然界のルール
 ・現場の作業ルール
 ・工程設計・製造準備、工場、組織間の共通のルール
 ・暗黙のルール

では、各ルールの意味について解説していきます。
1.自然界のルール
これは、アルキメデスの原理、万有引力の法則など自然界を支配する不変の
法則です。
製造工程では、注油を怠ると機械の回転軸が摩耗する、製品を床に落下させ
ると傷が付くなど、モノに関する物理的な不具合につながります。

確認漏れや、誤判断などの人的ミスについてもモノの物理的な不具合として
現れます。ネジがついていない、組み付けミス、加工ミスなどがその例です。

以上のように、物理的な不具合は自然界のルールに従って発生します。

2.現場の作業ルール
これは正しく作業を行うための品質管理のルールで、作業指示書や機械の
操作マニュアルなどが該当します。
このルールを守らないと、回転軸の摩耗や製品落下による傷の発生、加工
ミスによる製品寸法規格外などの物理的な現象として捉えることができます。

製造工程で発生する物理的な不具合は、正しく作業を行わなかったことに
より発生し、作業ルールの不備、または作業ルールを守らないことが原因
です。

3.上流工程、工場、組織間の共通ルール
企業として、工場として品質を保証するためのルールであり、工程設計
(QC工程図作成)製造準備工程などの上流工程における品質作り込みの
ルール、ISO9000などの品質保証マネジメントシステムの規定など、また
HACCPのように食の安全を守る規格などがあります。

これらのシステムに欠陥があると、不良や欠陥が工程内で発見されず流出
しクレームとなります。

4.暗黙のルール
これは、組織内、職場内に存在する見えないルールであり、慣習、風土
などを指します。この暗黙のルールには良いルール、悪いルールが存在し
良いルール(慣習)を広めていくことが求められます。

しかし、日本の企業組織では、同調圧力が強いため、悪いとわかっていて
も、それに従わざるを得ないということが度々発生します。

日常の業務として、不具合の再発、流出を防ぐため、暗黙のルールを含め
不備の内容を見直し、改善を行っていく品質管理活動を実施していきます。

5.原因の究明の手順
①”軸”の摩耗や、製品の傷などの物理的な現象は、なぜ発生したのか現場・
 現物を基に詳しく調べ、自然界のルールに従って因果関係を究明します。
 (三現主義)

②”軸”の摩耗が注油不足により発生したのであれば、次に、なぜ注油が十分
 行われなかったのか?現場の作業ルールの不備があるのか?またはルー
 ル通り正しく作業を行ったのかどうか?調査を行います。

③製造工程で不具合が発生したにもかかわらず、それが市場に流出した
 のであれば、工場として 品質保証体制に不備があったことになります。
 つまり、工程設計、製造準備の不備により、製造段階で不具合発生、
 不具合発生工程以降の後工程、及び最終検査工程で発見されずに流出
 してしまった共通ルール上の欠陥、不備の調査を行います。

④慣習・風土は明文化された品質管理のルールよりも強制力があると考え
 られます。品質よりも納期を優先する、陳腐化しているルールを放置
 するなどの悪い暗黙のルール(慣習)は、管理層・経営層が関与して
 改めていかなければなりません。

このように、ルールのピラミッドは、不具合がなぜ発生したのか?また
なぜ流出したのかの原因の所在がどの階層のルールにあるかのかを明確に
するために使います。

 ★メルマガ・バックナンバー
 ★無料会員登録はこちらから(解説書・DVD割引)

 無料ネット相談:問い合わせ/質問など <こちら
 無料品質管理書式フォーマット・簡易マニュアル <こちら
 無料メール講座(品質管理基本/設計品質向上/経営品質向上)<こちら
 YouTube動画サイト <こちら

 ★YouTubeお試し版

 マニュアル・テキスト一覧表ダウンロード<こちら
製造現場ですぐに使えるマニュアル



【2026年9月 新開講】無料オンライン体験講座
(計画中)
ベテランの30年を、AIに刻み込む。KATANA(刀)×TAKUMI(匠)の実践プログラム
無料
体験講座
★ 無料で「AIで熟練者の知恵を引き出す」を体験
2026年9月〜2027年2月 (1回1時間)毎月開催/実践型品質管理手法。
有料コースの前に、KATANA・TAKUMIの考え方にまず触れてください。
【2026年9月 新開講】有料オンライン講座 ─ 3コース
(計画中)
全4回・月2回・1回2時間/毎回「翌週使える成果」を持ち帰る/現場AI実装士 認定対応
① 現場変革コース
現場AI実装士(3級)/若手・現場リーダー
また同じミス、を
AIで終わらせる
過去トラを10秒で召喚。対策欄から「教育を徹底する」が消える。KATANA入門。
③ 設計品質コース
現場AI実装士(2級)/設計者・技術者
その不具合を、
市場に出す前に潰す
KATANA×TAKUMI統合。お客様が将来困らないかを問うDRBFMの発想。
② 組織改革コース
現場AI実装士(1級)/管理者・品質責任者
Aさんが辞めても、
ラインは止まらない
ベテランの暗黙知をAIに刻む。TAKUMI実践とAIチャンピオン育成。
コース以上の修了で「AI現場実装スペシャリスト」認定。企業単位・個人どちらでもお申し込みいただけます。
電子データ版の製造業の現場ですぐ役立つ実務マニュアルシリーズです。
濱田式AI品質スタンダード6ステップマニュアル
(現場の新人~ベテランまで、自分でAIを使い改善を回し始める)
詳細・お申込み
Step1
・失敗しない新人教育,行動と心構え
・不良/異常・予兆の違いとAI
Step2
・AIと会話形式でなぜなぜ分析
Step3
・QC手法による分析はAIが行う
・勘と経験の判断をAIでデータ化
・QCストーリー要因解析をAIで
Step4
・過去トラ対策書を知恵袋にする
・氷山モデルで要因の深掘り
・PM分析・不良原因マップ本質対策
Step5
・形骸化したFMEAが蘇る
・下流(製造)~上流(設計)知のループ
Step6
・過去トラ・暗黙知を全社資産に
・Aさんが辞めても現場は動く
製造業の手順書シリーズ
(実務主体の管理ツール、デジタル化手順)
Proマニュアルシリーズ
(品質管理の普遍的な基本を理解する)






 
20211018_142638-removebg-preview.png
 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
 日本が誇るものづくり技術にもっと磨きを掛けよう!!

 設計、製造、品質管理、海外工場管理などの実務経験45年
 製造業のあらゆる業務に精通!講演テーマも下記の通り
 多岐にわたります。  ★講演(セミナー)のご依頼は<こちらから
0524_2.jpg

 <講演・セミナーテーマ> 事例を豊富に紹介、すぐ使える実践的内容で好評を得ています。
 品質管理基礎・実践/ヒューマンエラー予防/QC七つ道具・QCストーリー
 トヨタ生産方式/TOC理論/DBR理論/スループット会計/FMEA・FTA/トヨタ式DRBFM
 実験計画法/なぜなぜ分析/4M管理/QC工程図作成/統計解析
 階層別教育/事業計画書・業務計画作成/DXの進め方/製造業のマーケティング(BtoB)
 仕事を楽しくする生き方とは?
  <プロフィル詳細  <ご挨拶