ここでは、不良報告書を正しく作成する5つのステップについて解説します。
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一般的な報告書の形式は左側のようになっています。
右側は今回推奨する新しい報告書で、従来と異なる個所を赤字で示して
あります。
納得いく報告書が書けない、また再発防止対策が甘く、繰り返し不良が発生
するなど疑問や悩みを持っている方は是非新しい方法を試してみてください。
不良対策書作成までの5つのステップは以下の通りとなります。
1.ルールのピラミッドの構造を理解する(図1)
2.不良原因2段階解析法の構造を理解する(図2)
3.なぜ発生したのか?原因と対策、(再発防止策)を現場管理者が記載
する(図3)
4.なぜ上流で防げなかったか?上流工程における予防・水平展開内容を
技術部門・品質部門で記載する
5.以上の内容を顧客窓口部門で報告書にまとめる
図1:ルールのピラミッド
図2:不良原因2段階解析法
図3:なぜ発生したのか?原因と対策、(再発防止策)
不良対策書は最終的に以下のような記載内容となります。
なぜ発生したのか?/なぜ上流で防げなかったのか、の原因と対策フォーマット
(図3)の内容を要約して記載します。
1.不具合現象
①事実関係、(発生場所、日時、発生した現象など)
②因果関係、(それは、どのようなメカニズムで発生したのか)
2.原因
①現場ルール原因、(現場のルールと、実際の作業とのギャップ)
②上流工程ルール原因、(予防策の不備、欠陥)
3.対策
①処置
②暫定対策
③現場ルール原因の対策、(再発防止策)
④上流工程ルール原因の対策、(予防・水平展開)
4.実施状況確認
①作業観察とルール順守状況確認のしくみ
②4M変化点処理の確認のしくみ
5.効果確認
①管理者による職場巡視のしくみ
②品質状況記録推移確認のしくみ
以上となります。
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