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生成型AIのChatGPTが導き出した顧客クレーム対策案を検証する!再発防止策はこれで完璧か?

対話型生成AIのChatGPTの本当の実力はどのようなものでしょうか?
そこには、プロンプトエンジニアの存在も欠かせません。
答えをうまく引き出して顧客クレーム対策案を抽出します。
以下は、ChatGPTとの全てのやり取りを記録したものです。

  原因と対策内容がプルダウンメニューから選択できる 

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クレーム対策書.jpg

<プロンプト入力1>
まず最初にChatGPTの役割りを以下のように指示します。
「あなたは、製造業の加工現場、組立現場の経験が豊富で、発生する
問題の解決に当たる優秀な技術者であり、また管理者でもある。
以上について了解したら「はい」と答えてください。

ChatGPTの答え →はいわかりました。

<プロンプト入力2>
①背景・現状の説明:当社は、精密加工技術で顧客の信頼を得ているが
 最近は熟練技能者が次々と退職し、管理技術力が低下している。
 そのため、今までなかった顧客からのクレームを月に2,3件受ける
 ようになった。
 クレームの内容は、単純ミスが多く、加工漏れや組み立てミスが
 ほとんどで、確認を確実に行えば、防げる問題が多い。ミスを起こ
 した担当者は、経験が3,4年の若手作業者であり、基本教育が
 不足していると考えられる。

②ミスの原因:今まで、熟練技能者によって確実に実施されていた
 作業は若手作業者に引き継がれておらず、また作業手順書の整備
 も不十分となっている。そのため経験の浅い作業者は、どのように
 対応していいか、わからない状態となっている。
 また、現場管理者は、若手社員教育や作業指示書の作成するための
 人材も少ない中、対策を講ずることが難しい状態となっている。

以上の状況を踏まえ、会社としてどのような対策を取れば良いか?
案をいくつか提示してださい。

<ChatGPTの回答1>
上記の状況を考慮し、問題解決のためのいくつかの提案を以下に示し
ます。
基本教育プログラムの強化: 経験の浅い作業者向けに基本教育プロ
グラムを整備しましょう。これには加工技術や組み立て手順などの
基礎的なトレーニングが含まれます。技能者からの知識やノウハウ
を集約し、明確な教育プランを作成しましょう。

マニュアルの整備: 作業手順書を作成して、作業者が確実に手順を
理解し、実施できるようにしましょう。手順書は図解や具体的な
指示を含むべきであり、作業者が迷わずに作業を行えるようにします。

マンターリングシステムの導入: 熟練技能者と若手作業者の間でマン
ターリング(師弟制)システムを導入しましょう。熟練者が若手作業
者を指導し、技術やノウハウを伝えることで、スキルの引継ぎと成長
を促進します。

チームワークとコミュニケーションの強化: チーム全体の意識を高め
作業者同士や管理者とのコミュニケーションを活発化させましょう。
定期的なミーティングや情報共有の場を設け、問題や課題を共有し
解決策を協力して考える習慣を養いましょう。

管理者のサポート体制の強化: 管理者が若手社員教育や作業指示書の
作成に専念できるよう、適切な人材やリソースを配置しましょう。
管理者の負担を軽減することで、対策策定や教育により時間を割く
ことが可能となります。

品質管理体制の見直し: ミスの防止のために、品質管理体制を見直
しましょう。品質チェックや検査のプロセスを厳密化し、確認手順
を組み込むことでミスを防ぎます。

フィードバックと改善サイクルの確立: クレームが発生した場合は、
それをチーム全体で分析し、原因を特定します。その情報をフィード
バックとして活用し、類似の問題を未然に防ぐための改善策を取り
いれましょう。定期的な改善サイクルを確立し、継続的な品質向上
を図ります。

経験者の留任策の検討: 熟練技能者の退職を防ぐために、留任策を
検討しましょう。経験者に対してキャリアパスの選択肢やスキル
アップの機会を提供し、彼らの貢献と成長を促進します。また、
退職者とのアルムナイネットワークを構築し、必要に応じてコン
サルティングやサポートを受けることも検討します。

外部の専門家の協力: ミスの原因特定や改善策の立案において、外部
の専門家やコンサルタントの協力を仰ぎましょう。彼らの知識や経験
を活用することで、効果的な対策を早急に実施することができます。

スキルアップのための継続的なトレーニング: 組織全体の技術力向上
のために、継続的なトレーニングプログラムを実施しましょう。
新しい加工技術や最新の工具・装置に関する知識をアップデートし
作業者の技術レベルを向上させます。技能者のキャリア開発やモチ
ベーション向上にも貢献します。

<プロンプト入力3>
多くの案が出ましたが、中小企業では費用、時間、人などの経営資源
が不足しており、一番効果の上がる方法を3つ採用したいと思います。
どの案を推奨しますか?

<ChatGPTの回答2>
中小企業の経営資源が限られている場合、効果的な方法を選択する
ことは重要です。以下に、経費や時間、人材の制約を考慮した上で、
効果が高く実現可能性の高い3つの方法を推奨します。

基本教育プログラムの強化:経験の浅い作業者向けの基本教育プロ
グラムの強化は重要な対策です。これには内部のリソースを活用して
教材の作成やトレーニングセッションの実施を行うことができます。
既存の熟練技能者や管理者からのノウハウの共有やマンターリング
を活用し、負担を分散させることができます。教育プログラムを
段階的に構築し、最も基礎的で重要な項目にフォーカスすることで
費用や時間の制約を考慮しながら効果的な教育を実現できます。

マニュアルの整備:作業手順書の整備はミスを減らし、作業の一貫
性を確保する上で効果的です。マニュアルの作成には経験者の知識
を活用しつつ、作業者からのフィードバックも取り入れることが重要
です。ただし、全ての作業手順を網羅的に整備するのではなく、
重要な作業やミスの多い工程に重点を置くことで、経費と時間の節約
が可能です。マニュアルはデジタル化し、継続的な改善と共有が容易
になるようにしましょう。

チームワークとコミュニケーションの強化:内部リソースを最大限
活用するために、チームワークとコミュニケーションの強化は重要
です。定期的なミーティングや情報共有の場を設けることで、作業者
同士や管理者とのコミュニケーションを促進し、問題の共有と解決に
向けた意識を高めましょう。これにより、限られた人材や時間を最適
に活用することができます。

これらの方法は、経営資源に制約のある中小企業においても効果的な
対策です。基本教育プログラムの強化は内部のリソースを活用する
ことで実現可能であり、教育の内容を重点的に絞ることで効果を最大
化します。マニュアルの整備も経験者の知識や作業者のフィードバッ
クを活用しつつ、重要な作業に焦点を当てることで経費と時間を節約
できます。また、チームワークとコミュニケーションの強化は内部の
人材を最大限に活かすために重要な要素であり、リソースを追加投入
することなく実施できます。

ただし、これらの対策は組織の具体的な状況やニーズに応じて適切に
調整する必要があります。状況によっては外部の専門家の協力や他の
対策の検討も必要になるかもしれません。経営資源の制約を踏まえ
つつ、最も効果的で実現可能な対策を選択し、持続的な改善を図っ
てください。

さあ、以上の回答を得て、実際の改善作業に取り掛かることができる
でしょうか?
「参考になった」と答える方と、「あまり参考にならない」と答える
がいると思います。

質問者としては、背景と現状をどのように捉え、ミスの直接の原因を
三現主義で的確に捉え、AIに情報を伝えられるかどうかがポイント
となります。
抽象的な問いかけでは、抽象的な答えが返ってくるだけです。

Chat-GPTに対する質問のテンプレートを、別途紹介したいと考えています。


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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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 設計、製造、品質管理、海外工場管理などの実務経験45年
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