製造業の現場管理者、リーダーが、マネジメント力、部下指導力
コミュニケーション能力、専門知識力などを向上させ、DX化のため
のノウハウを得ることは、とても素晴らしい目標だと思います。
現場管理者の視点から見たDXの進め方とは?トップ方針と現場の活動の融合
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データ・デジタル技術活用で成功に導く
しかし、DXを成功させるには、現場管理者やリーダーが自分自身や
部下の能力を高めることも欠かせません。特にコミュニケーション
能力は、現場の人間関係や業務の円滑化に大きく影響します。
コミュニケーション能力を向上させるためには、「聞く」「見抜く」
「認める」という3つのテクニックが有効だと言われています。
「聞く」とは、相手の話を耳だけでなく心や目や全身で聞くことです。
相手が聞いてくれていると感じるように、表情や身振りや相づちを
使って反応することが大切です。
「見抜く」とは、部下の声にならない声を聞くイメージができること
です。部下の言っていることだけでなく、言えないことや思っている
ことも察知できるように観察します。
「認める」とは、部下の結果や過程や行動や気持ちを認めてあげること
です。部下は認められたいという欲求が強いので、適切なほめ言葉や
感謝の言葉をかけるようにします。
これらのテクニックを実践することで、現場管理者やリーダーは部下
との信頼関係を築き、チームワークやモチベーションを高めることが
できます。また、自分自身もコミュニケーション能力が高まり、DXに
対応できる柔軟性や創造性も身につけることができます。
DXにより工場の「革新」を図るためには、デジタル技術だけでなく
人間力も必要です。現場管理者やリーダーがコミュニケーション能力
を向上させることで、製造業の現場力も向上すると考えます。
社内コミュニケーションツールの選び方
IT化の進展により、形式的で非効率な会議や、上司への報告などより
コミュニケーションツールを使い動きが広まっています。
しかし、社内コミュニケーションツールを社内へ定着させて継続的に
運用するためには、世っとした工夫が必要です。
①すべての社員が使いこなせるか
従業員は様々で、ITを使いこなせるかは個人差があります。そのため
ツールの操作が難しいと一部の従業員は、抵抗感を感じ、使いこなす
のが難しく、かえってコミュニケーションが滞る恐れがあります。
したがって、ツールを選定するときは「誰でも簡単に使えるか」を
判断基準として選定します。
②マルチデバイス対応か
ツールがPCやスマホ、タブレットなど複数のデバイスに対応している
ことも大切です。
たとえば、自宅や出張先、移動中など社外でやりとりをする必要がある
場合、PCでしか使えないツールでは、わざわざパソコンを開くか、別の
連絡手段を使うしかなくて面倒です。
しかし、スマホやタブレットからも使えるマルチデバイス対応のツール
であれば、社外にいてもリアルタイムで情報共有できます。もちろん
電話やメールで別途連絡する必要もありません。
③情報のストックができるか
コミュニケーションには、あとから見返すために残すべき情報(ストッ
ク情報)と、その場限りの連絡(フロー情報)があります。たとえば、
チャットツールはフロー情報のやりとりに特化したものです。
しかし、フロー情報とストック情報のどちらかに特化したツールでは、
結果的に複数のツールを併用しなければならず管理が面倒になります。
また、使い分ける方法を周知したり、2倍の運用コストがかかったり
無駄が多いのです。
そこで社内コミュニケーションツールとして、誰でも使いやすく、
マルチデバイス対応、情報のストック機能があるものを、まず無料で
試し、良ければ本格導入を検討することとします。
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無料プランでは、ユーザー数やチャンネル数に制限はありませんが、
メッセージやファイルの履歴に90日間のアクセス制限があります。
また、連携可能なアプリの数が10個までです。
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無料プランでは、グループチャットや1対1でのビデオ/音声通話など
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これらのツールは、無料で試すことができますが、有料版にすると
さらに多くの機能や容量を利用できるようになります。自社のニーズ
や予算に合わせて選択することをおすすめします。
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