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機械の保守点検マニュアルをChatGPTで作成するとこうなる!対話型AIはどこまで使えるのか?

設備、機械の予防保全マニュアルを作成したいと考え、対話型AI(ChatGPT)に
以下のように指示を出しました
「マシニングセンターの①始業点検、清掃、②定期点検、③定期部品交換、④その他
について各項目ごとに予防保全を主体とした確認項目、処置手順をリストアップして
ください。」

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以下は、ChatGPTが答えた、マシニングセンターの予防保全マニュアルの例です。
各項目ごとに予防保全を主体とした確認項目と処置手順をリストアップしてくれました
が、具体的な機械の仕様やメンテナンス要件に応じて、カスタマイズする必要があり
ます。

1. 始業点検と清掃
①異物の除去: 作業領域内に異物がないことを確認し、異物があれば取り除く
②機械表面の清掃: 機械の表面を適切なクリーナーで清掃し、塵や油脂を除去する
③ガイドウェイの清掃: ガイドウェイ上の異物を除去し、滑らかな動作を確保する
④オイルレベルの点検: 冷却液や潤滑油のレベルを点検し、必要に応じて補充する
⑤点検チェックシートに記録:点検・清掃項目、時間、担当者を記入する

2. 定期点検
①ガイドウェイの状態確認: ガイドウェイの磨耗や損傷を点検し、必要に応じて交換する
②スパインドルベアリングの点検: スパインドルベアリングの異常な摩耗や破損を点検し、
 必要に応じて交換する
③ベルトの点検: ドライブベルトの緩みや劣化を点検し、必要に応じて調整や交換を行う
④電気系統の点検: 配線やコネクタの接触不良や断線を点検し、必要に応じて修復する

3. 定期部品交換
①切削工具の交換: 切削工具の状態を点検し、必要に応じて新しい工具に交換する
②冷却液の交換: 冷却液の汚染や劣化を点検し、必要に応じて新しい冷却液に交換する
③フィルタの交換: 冷却液や空気フィルタの汚れを点検し、必要に応じて新しいフィルタに
 交換する
④潤滑油の交換: 潤滑油の汚染や劣化を点検し、必要に応じて新しい潤滑油に交換する

上記のリストは一般的な予防保全の項目ですが、マシニングセンターのメーカーやモデル
によっては特定のメンテナンス要件が異なる場合があります。マシンの取扱説明書やメーカ
ーのガイドラインに基づいて、適切な予防保全マニュアルを作成すること

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4.加工精度の確認、管理方法
加工精度の確認と管理方法は、以下の手順で行うことが一般的です。
①測定機器の選定: 加工精度を測定するために適切な測定機器を選定します。
一般的には、測定用のマイクロメータ、キャリパー、コーディネート測定機(CMM)
プロファイルプロジェクターなどが使用されます。

②測定計画の作成: 測定項目、頻度、方法を含む測定計画を作成します。加工精度の
重要な要素に基づいて、どの項目を測定するか、どのくらいの頻度で測定するかを
決定します。

③測定の実施: 測定計画に基づいて、定期的に加工精度を測定します。測定機器を
使用して、加工寸法や位置決め精度などの要素を測定し、実際の値と仕様との比較
を行います。

④データの記録と解析: 測定結果を記録し、適切なデータベースや文書で管理します。
データの傾向や変化を分析し、異常がある場合は追加の対策を検討します。

⑤問題の特定と対策: 加工精度が仕様から逸脱している場合、問題の特定と原因の分析
を行います。設備や工具の調整、修理、メンテナンス、作業者のトレーニングなど、
必要な対策を実施します。

⑥メンテナンスと調整: 加工精度の維持には、適切なメンテナンススケジュールと調整
手順が必要です。機械の正確な調整や部品の交換を定期的に行い、加工精度を最適な
状態に保ちます。

⑦継続的な監視と改善: 加工精度の管理は継続的なプロセスです。定期的な監視と改善
活動を行い、加工精度を向上させるための取り組みを継続します。
加工精度の確認と管理は、機械の仕様や要件に応じてカスタマイズする必要があります。
メーカーや機械の取扱説明書に記載されているガイドラインや推奨事項に従うことも
重要です。

5.適切な点検周期、点検項目の見直し
予防保全マニュアルによる点検実施記録を活用して、適切な点検周期や点検項目を洗い
出すには、以下の手順を参考にすることができます。
①マニュアルの作成: まず、予防保全マニュアルを作成します。各設備や機械に対して
点検項目、点検方法、点検周期などを明確に記載します。

②点検実施記録の作成: 点検実施記録のテンプレートを作成します。点検項目ごとに
チェックボックスやフィールドを設け、点検者が実施内容や結果を記録できるように
します。

③点検実施: 定められた点検周期に基づいて点検を実施します。点検者は予防保全
マニュアルの指示に従い、各点検項目をチェックし、点検実施記録に記録します。

④データの収集と分析: 定期的に点検実施記録を収集し、データベースやスプレッド
シートなどの形式で保存します。点検結果を分析し、異常やトレンドを把握します。

⑤点検周期の評価: 点検実施記録を分析して、点検周期の評価を行います。特定の
点検項目で異常が頻発する場合は、点検周期の短縮を検討します。逆に、点検項目
で異常がほとんどない場合は、点検周期の延長を検討することもできます。

⑥点検項目の評価: 点検実施記録から点検項目の評価を行います。頻繁に異常が報告
される点検項目は重要度が高く、より頻繁に点検する必要があるかもしれません。
逆に、異常がほとんどない点検項目は重要度が低く、点検頻度を見直すことができます。

⑦改善措置の実施: 点検実施記録から得られたデータを基に、改善措置を実施します。
異常が頻発する点検項目については、保全手法や部品の交換などの対策を検討し、点検
周期や点検内容を改善します。

以上の手順を繰り返すことで、点検実施記録から適切な点検周期や点検項目を洗い出す
ことができます。ただし、環境や設備の特性によっては、適切な点検周期や点検項目が
異なる場合があります。メーカーのガイドラインや専門家のアドバイスを参考にしな
がら、適切な点検計画を策定することが重要です。

6. その他
①ソフトウェアのアップデート: システムソフトウェアや制御プログラムのアップデート
があれば、定期的に確認と適用を行う

②安全装置の動作確認: 安全装置(エマージェンシーストップボタン、ドアセンサーなど)
の正常な動作を点検し、必要に応じて修理または交換する

③マシンの校正: マシンの精度や位置決めの校正を行い、正確な加工を確保する

④メンテナンス記録の作成: メンテナンス作業と結果を文書化し、メンテナンス履歴を
作成する


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 合同会社高崎ものづくり技術研究所代表の濱田です。
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 設計、製造、品質管理、海外工場管理などの実務経験45年
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