課題達成型QCストーリーと問題解決型QCストーリーは、どちらもQCストーリー
の一種であり、品質問題の解決や改善を行うための手法です。
ビジネスが複雑化している現在、企業は抱えている問題や課題への論理的かつ
統計的解決が求められています。そこで役立つのがQCストーリーという考え方
です。
QCストーリーとは、従来において品質管理に用いられる考え方でしたが、最近
では品質管理のみならず、ビジネスにおける様々なシーンで活用されています。

<事例研究>
★課題達成形QCストーリー
★問題解決型QCストーリ―
★問題解決型QCストーリー
<Proマニュアル>
QCストーリーは、自身での問題解決にも役立つ手順だと認識されています。
QCストーリーを上手く活用することができれば、問題を正しく把握し、解決
する力が身につきます。
QCストーリーを活用することで得られるメリットとして以下の項目が上げられ
ます。
(1)やるべきことが明確になる
(2)改善業務における全体像を確認できる
(3)進捗状況を共有できる
(4)活動が効率化できる
(5)メンバー内で情報共有ができる
QCストーリーでは、目標の設定や原因の追究、対策の実行、成果が出た場合
の標準化まで、手順が明確です。一連の流れが把握できていると、作業を効率
的に行うことができます。また、全体像を把握できるため、必要なプロセスが
漏れてしまうこともありません。
また、品質管理や改善のための手法が身につき、問題解決や課題解決能力が向上
するといったメリットもあります。
QCストーリーは大きく課題達成型QCストーリーと問題解決型QCストーリー
に分けられます。以下にその違いを示します。
| 課題達成型QCストーリー | 問題解決型QCストーリー | |
| 目的 | 課題を解決し目標を達成すること | 業務上の問題を解決すること |
手順 ストーリー | 1.テーマを決める 2.攻め所と目標を設定する 3.成功シナリオの追及、対策の立案 4.成功シナリオの実施、対策の実施 5.効果の確認 6.標準化と管理の定着 7.活動の反省と今後の対応 | 1.テーマの選定 2.手順の把握 3.現状の把握 4.目標の設定 5.原因の解析・分析 6.対策の検討 7.対策の実施 8.効果の確認 9.標準化と管理の定着 10.活動の反省と今後の対応 |
| 特徴 | 1.現状のギャップと「あるべき姿」を対比させ、成功シナリオを描くことに重点を置く 2.攻めどころを決めて、高い目標に向けて進む方法をとる 3.経験のない活動や新製品開発などに適用される | 1.現状の問題点の原因を追究し、解決策を見つけることに焦点を当てる 2.問題点の現状把握と要因解析を行い、因果関係を明確にする 3.三現主義に基づいた情報収集力やデータ解析が重要 |
| テーマ | 未経験の領域での業務改善や目標達成を目指す 高い水準を目指す課題に取り組む ・売上目標の達成 ・生産性向上 ・品質の向上 ・コスト削減 | 既存の問題を解決したい場合 品質改善や効率向上を目指す場合 ・不良品の発生 ・クレームの発生 ・納期遅延 ・安全事故の発生 |
| 効果 | 課題達成型のストーリーは、大きな目標や成果を追求する場合に適しています。プロジェクトの成功や目標の達成をアピールしたい場合に効果的 | 問題解決型のストーリーは、特定の問題を解決したり、品質や効率に関連する課題に取り組む場合に有効。問題の解決策や改善点を強調したい場合に役立つ |
QCストーリーを用いた問題解決のコツは、問題を明確にし、実現可能な目標を
段階ごとに明確に立てていく点にあります。失敗した場合や成果を感じられない
場合には、失敗した段階に戻り、検討と再チャレンジを繰り返しながら課題解決
を図っていくことが必要です。
<事例研究>
★課題達成形QCストーリー
★問題解決型QCストーリ―
★問題解決型QCストーリー
<Proマニュアル>

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