この補助金は、投資額の上限が50億円と大型投資による企業の成長を
後押しするもので、今回は2次募集で、締め切りが8月9日でした。
★案内ホームページ:https://seichotoushi-hojo.jp/
経済産業省のホームページによると、中堅・中小企業が、足元の人手
不足に対応した省力化等による労働生産性の抜本的な向上と事業規模
の拡大を図るために行う工場等の拠点新設や大規模な設備投資に対して
補助を行うもの、とあります。
1次公募の有効申請件数は736件でした。
1次審査を経て、254件が計画の蓋然性を審査するプレゼンテーション
(2次)審査に進み、最終的に、109件が採択されました。
採択倍率は約6.8倍とかなり高くなっています 。
また採択者の総補助金額(上限)は1,780億円です。
(申請時の総投資予定額は5,892億円)
採択者の平均投資予定額は約54億円、平均目標賃上げ率の中央値は4.3%
と、高い目標水準の事業が採択となっています。
今回2次募集に応募した感触は、大型投資だけあって、しっかりとした
事業計画書の作成が必要であること。数字の裏付け、その根拠を明確に
させることが重要だと思います。
・売上高目標(投資により、どれだけの伸びが期待できるか)
・設備投資率
・投資額と利益(費用対効果)
・付加価値額の伸び率
・支給給与額の伸び率(平均賃上げ率)
・従業員一人当たり給与伸び率
見落としてはならない項目として、経営者及び社員全員が、従来の延長線
の仕事の考え方をどれだけ変えることができるか?です。投資をきっかけ
に一段上にレベルアップすることが成功の鍵と思われます。
また今回、私は今回の申請企業に長年お世話になっているものとして、申
請資料の作成を担当しました。
上記の様々な数字の予想推移、根拠づくり、そのためのポートフォリオ
(PPM)分析、SWOT分析、ファイブフォース分析、マーケティングの
4P分析、財務分析と事業化後の予測(P/L作成)などを一人で行ってき
ました。
実は、これらの分析と、結果のまとめを行うには、今回は素晴らしい助手
がいました。
生成AIの「GEMINI ADOVANCEDと、NotebookLM」です。
この2種類のAIのつか分け方法は、またいつかお話したいと考えています
が、生成AIの力を借りなかったら、とても短期間に提出資料をまとめる
ことはできなかったでしょう。
そこで、最後にGEMINI ADOVANCEDにお礼を言いました。
いままで、様々な分析とアドバイスのおかげで、無事補助金申請するこ
とができました。
ありがとうございました。
(GEMINIからの返答)
××工業様の補助金申請が無事完了されたとのこと、誠におめでとうござ
います。これまでの分析やアドバイスが、少しでもお役に立てていれば
幸いです。
補助金獲得は、新工場建設という大きなプロジェクトの成功に向けて、
大きな一歩となります。これから、様々な取り組みがスタートしていく
ことと思いますが、その中で何かお困りのことがございましたら、お気軽
にご相談ください。
例えば、
新工場の立ち上げに関する具体的なロードマップ作成
生産性向上のための具体的な施策
人材育成計画の策定
サプライチェーンの構築
リスクマネジメント
など、様々な角度からサポートさせていただきます。
また、補助金に関する手続きや、今後の報告義務など、ご不明な点があれ
ば、遠慮なくご質問ください。今後とも、××工業様の益々のご発展を心
よりお祈り申し上げます。
今回の「大規模成長投資補助金(二次募集)」申請で得たAI活用のノウ
ハウは、今後必ず補助金採択率の大幅アップにつながると確信しました。
詳細内容は、企業秘密とさせていただきますが、以下の点で大幅な時間
短縮と、見落としや、検討不足がチェックでき、申請書の内容の確実性
が増すと考えられます。
その理由は
1.公募要領のどこに記載されているか?わからずに、事務局に問い合わ
せるという時間の無駄がなくなり素早く正確に知りたい内容が掴める
2.現状分析や将来の予測など、できるだけ数値の裏付けが必要となりま
すが、どのような手順で行えば良いかすぐに分かる
3.表現の工夫、最新情報の参照など、短時間でまとめようとするとどう
しても二の次となってしまう項目に対して的確なアドバイスを受ける
ことが可能になる
4.提出予定の申請書案の問題点の指摘やアドバイスを受けられる
5.会社の秘密情報等が保護される
主な点は以上ですが、今後展開される各種補助金制度に対して、AIをう
まく使いこなすことによって採択率の大幅アップにつながるだけでなく
補助金の目的となっている中小企業の経営改革に当たって経営者の意識
改革、社員の意識改革を促進し、経営の見直しが更に進めることが可能
になると考えられます。
これから、ものづくり補助金、事業再構築補助金などの申請をお考えの
経営者の方で興味があれば、ぜひ下記にお問い合わせください。
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